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2009年 06月 20日
感想_守護天使
感想_守護天使_b0130850_1493250.jpgひどい子供騙し以下! やるならオレをやれ!!(意味なし) 『守護天使』6月20日公開。鬼嫁のもと小さくなるメタボリーマンの須賀は、通勤途中に見かけた女子高生に心惹かれる。が、彼女には淫らな裏の顔があるという噂がネット上に。そんな馬鹿な!? あんな純真そうな娘に限ってそんなことありえない! 気が気じゃない須賀は尾行を開始。彼女は…怪しい男たちに付け狙われていた!
映画『守護天使』公式サイト

え、うそ、まじ、超ひさしぶりじゃね!? ひっさしぶりにきました、完全白旗お手上げ作品〜!! まったくどっから手をつけていいかわからないぜ。ゴミ屋敷を掃除しなきゃいけないときの気分。引っ越しおばちゃんを引っ越させるときの気分。つなにが言いたいのかわかりませんね。つまるとこどこに手をつけても難点しかあげられそうにない…かも。。(ごめん) まずなんといっても脚本が南米か(地球の裏側)ってくらい守備範囲外。古田でもその球は捕れないよってくらいの大暴投。ダメ中年が少女を救うっていうストーリーの中にまったく目新しさはなく、キャラクターたちは笑えもしない共感もできないのないない尽くし。それらがまったく必然性も驚きもなくつむがれていく、小学生でも思いつきそうな勝手な展開に逆に度肝を抜かれるわ。荒唐無稽とかそいう次元ですらないぜコレは。オタク・ネットの悪意・アンチヒーロー・格差、キーワードが全部古いぞ〜〜〜!!!

キャストがどんなにがんばっても、やればやるほど滑稽に見えてしまうこの悲しさ。最大の被害者は寺島しのぶ。イカレた鬼嫁キャラをちゃんとまっとうしても、可笑しくもなけりゃ哀しくすらないという最強の無駄遣い。バディ役のチンピラ蔵之介さんもすごめばすごむほどにふ〜んて感じ。それから、イカれた少年に柄本佑くんを配するのはもうやめて〜。逃げて〜〜。その他の忽那ちゃんと少年は、ド素人丸出しでした。もはや祭りだ〜。そう、これはトマト投げだ〜〜。福男ダッシュや〜〜〜。

そんなわけで、最初から最後まで申し訳ないけれどいいところがひとつも発見できず。笑わせるならば笑いに徹する方法もあったろうし、ピュアに行くならもっとエモーショナルにしてほしかった。娯楽で押すなら、サスペンスをもっと盛り上げる手もあったんじゃないかなー。結局なにが見せたかったのかまるでわからないまま終わってしまい、なんかホント釈然としませぬ。これは現時点で今年ワースト。少なくとも上半期のワースト認定! 言い過ぎてごめんなさい!!!

by april_cinema | 2009-06-20 00:00 | IL


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