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2009年 12月 26日
感想_海角七号 - 君想う、国境の南 -
感想_海角七号 - 君想う、国境の南 -_b0130850_1032457.jpgガチャガチャしなきゃいいのにー。『海角七号 - 君想う、国境の南 -』12月26日公開。台北で夢破れ地元に戻って来た阿嘉は、あるイベント用地元バンドメンバーを選ぶオーディションに参加し、バンドを結成することに。マネージメントをする日本人の友子とはぶつかり合いながら、ある晩一夜をともにする。阿嘉のもとには、郵便の仕事で届けなくてはいけない小包があった。宛先は戦時中の古い住所。中身は7通の手紙。現在と過去、日本と台湾をつなぐ音楽と愛の物語。
海角七号 - 君想う、国境の南 -

台湾で歴代1位の大ヒットとなったという本作。田中千絵という日本人キャストも参加してて、興味をそそられたものの、なんだかなぁ…。前半があまりにガチャガチャしててひどい。韓流のようなベタでオーバーな演出と、まるで笑えないコメディに、まったく気持ちがノってかないのね。寄せ集めバンドを作るってのも百万回くらい聞いた話だし、国を越えた恋愛って切り口にも目新しさはないし、過去からの手紙ってのもそこまでなぁ。

とまあ大半はそんな感じでダメだこりゃ〜だったけど、最後の最後、歌の力にはほだされましたわ。ただこれも、ほんと歌の持ってる力がよかっただけで、シナリオや演技が良かったかっつーと全然そういうわけではないかと。主演は実際のミュージシャンだそうで、似てはいないけど押尾学風。田中千絵さんもどっかで観た顔だなーって感じ。北京語で演じてるのは立派だけど、上手ではなかったっすね。

どうせベタな話なんだから、もっと素直にベタドラマにしてほしかったわ。騒々しさのマイナスがあまりに大き過ぎるよ。台湾人よ、本当にこの映画で感動したのか? オレにもうひとつ響かないのは国民性の差か、歴史的背景の差か…。

by april_cinema | 2009-12-26 00:00 | 6th-man


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