2010年 09月 11日
感想_ナイト・トーキョー・デイ
b0130850_8253461.jpgすんごい暗いのね。『ナイト・トーキョー・デイ』9月11日公開。築地市場で働く女・リュウ。ほとんど誰ともかかわらない彼女には、殺し屋というもう1つの顔があった。次のターゲットは、妻を亡くしたばかりのスペイン人。彼に接近するリュウは、孤独なものだけが有するなにかを感じ取る。ほどなく関係を持つ二人。東京の片隅で、天井についた小さな染みのように体を寄せ合う彼女たちの結末は。
映画『ナイト・トーキョー・デイ』公式HP

またも菊地凛子が脱いでいて、もはやそれ専門女優なのかよってのは穿った言い方だけど、そういう風に観てしまってごめんなさいです。ほかにこういう日本人俳優あまりいないですものね。てのはさておき、なんとも解釈しづらい物語だわー。多分イザベルが描きたかったのは、はみ出しものたちによる歪んでいるようで純粋な魂的な愛情なんでしょう。が、女殺し屋とスペイン人という設定はさすがに無理がないかなぁ。人に言えない顔を持つ女と、異国で最愛の人物を亡くした男…、うーん惹かれ合うだけの説得力が全然なかった気が。

原題にもあるとおり音が大きなモチーフになっていて、雑踏だったりラーメンすする音だったり、もちろん音楽も含めていろんな東京のノイズが入って来る。リュウは雑音の中に身を投げて、自身の心の声を消そうとする。んだけど、女殺し屋稼業の描写がないから、あんまり見えてこないんだよなー、孤独感が。そもそもなぜ孤独なのかが。スペイン人に至ってはただのエロジジイにしか見えなかったよ。日本人フェチですか?と。

そもそも本作、押尾学が出てたことで、その出演シーンがカットされたり、最初に付けた「トーキョーワルツ」って邦題がイザベルにダメだしされたり、なんだかやけにいわくつき。にしてもこんなにニッチな作品になっていたとはね。なんか意外な驚きでした。
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by april_cinema | 2010-09-11 00:00 | Reserve | Comments(0)


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