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2010年 09月 25日
感想_メッセージ そして、愛が残る
感想_メッセージ そして、愛が残る_b0130850_756493.jpg失うときに初めて気づくもの系。『メッセージ そして、愛が残る』9月25日公開。幼い頃自動車事故にあったネイサンは何者かに呼び戻されるように奇跡的に生還。時は過ぎ、彼はNYの敏腕弁護士となっていた。そこに現れた医師ドクター・ケイ。彼は、人の死を予期できるという。信じるはずもないネイサンだったが…。
映画『メッセージ そして、愛が残る』公式サイト

最初、『シックスセンス』な話かと思ったんだよね。ネイサンは自分の死を自覚していないだけなんじゃないかって。なにせ大事故のあとに謎のスピリチュアル降臨ですから。その辺はっきり描かれなかったからきっとそうに違いないと思ってたの。でもそーじゃなく、普通に生きてたわ。生きてた理由がこの使命のためという。ていう設定自体はさておき、つまるところ、「大切なものはなくして初めて気づく」をあっちこっちからメッセージしている映画。いい話なんだけど、キャラに名言を言わせすぎてるんだよね。そこがちょっと説明的というか念入りすぎてやや興を削がれたか。

ジョン・マルコヴィッチの立ち位置がちょっと微妙だったような気がする。彼はなぜ人の死を予知できるようになったのか。どうしてネイサンに肩入れするのか。そもそもその使命はなぜネイサンに降って来たのか。そのあたりの背景がもう少しあれば、ぐっと感情移入できたような気がするからもったいない。し、親しい人の死を知ったとき、どんな行動をとるべきなのか。そのリアクションはもっといろいろあってもよかったんじゃないかなー。人の反応はそれぞれ違うものだから、ネイサンのそれだけを美化するのは都合がよすぎるよ。

あとは、人の死がけっこうしっかりショッキングな映像で出て来たのはややびっくり。でも、ロマン・デュリスは初めてイイと思いましたよ。

by april_cinema | 2010-09-25 00:00 | Starter


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