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2010年 12月 11日
感想_人生万歳!
感想_人生万歳!_b0130850_5494268.jpgエヴァン、かわゆす! 『人生万歳!』12月11日公開。超厭世おじさんのボリスは、今日もカフェで、友人と世の中のあらゆものに大して悪態をつく。あげくカメラに向かってこの映画を観るのも無駄だ!と。自殺未遂経験もあるボリスのところに転がり込んできたのは、田舎から家出少女のメロディ。学も洗練さもないメロディにあきれ果てるボリスだったが、どういうわけかふたりは結婚してしまう。
映画『人生万歳』公式サイト

ウディ・アレンの40作品目ってことで、戻ってきましたNY! 今回はご自身は出演なさらず、でも思いのたけは存分に込められてるんじゃないすかね。いつものあの皮肉、文句、パンクなマシンガントークが延々と続いていきます。いやーいつも以上にストレートで痛快。インテリふりかざすこともなくて、すごくわかりやすく楽しめるほうなのではと。なんせ、原題は『whatever works』、つまりナンデモアリってこと! そう、ナンデモアリ人生、万歳!!てなわけなんす。

物語のテンポもすこぶるよろしい。ひとしきりボリスが文句を言い終わって自己紹介の後にメロディちゃん登場。無知でオバカなメロディに扮するのはエヴァン・レイチェル・ウッドちゃん。かわいい! キュート! こんな軽ノリガールも演じられちゃうんだねー。今までどっちかっていうとナイーブ・ティーン・ガール・キャラを見てきたから新鮮~。ますます惚れたぜ。で、なにげにメロディちゃんもボリスといるうちにちょっと賢くもなっちゃったりして。娘を探しにきたママはなんだか写真にめざめ、男ふたりを囲っちゃって、うわーもう、本当にナンデモアリなのですね。濃いわ〜。

後半スラップスティックのようになってきて、落ち着くところはわけわかんないけどハッピーエンド。このめまぐるしさ、ウディ・アレン健在すぎることを証明してますな。ぼかー、さほどウディ好きではないけれど、エヴァンのかわいさとあわせてけっこう楽しめました。なんのかんの言っても丸く収まっちゃう人生が大好きです。

で、この映画かけてるのが恵比寿ガーデンシネマですけど、なんと1/29で休館てショックすぎる!!! 角川は今後どこで外国映画をかけてくんでしょうか…(新宿ってことか)。ガーデンシネマの思い出といえば…『バーバー』見に行ったら時間に間に合わず『穴』を見たとか、あとなんだっけな。なんにしても、再会を切に望みます。

by april_cinema | 2010-12-11 00:00 | All-Star


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