2011年 09月 23日
ぬるいぜ。『親愛なるきみへ』9月23日公開。米軍兵士ジョンは、2週間の休暇で故郷のサウスカロライナに戻り、そこで美しい大学生サヴァナと出会う。住む世界の違うふたりだったが、運命的な出会いは、あっという間にふたりを結びつける。しかし2週間はあまりにも短く、再会を誓い任地へと戻るジョン。任期が終わるまでの間、手紙によって愛をつなぎとめるふたりに、過酷な試練が降り掛かる。そしてジョンの手元に届いたのは、サヴァナからの別れの手紙だった。 映画『親愛なるきみへ』公式サイト 『きみに読む物語』の原作者で恋愛小説の神とも言われるニコラス・スパークス作品の映画化。う〜ん甘々だったぜ。てか温かったぜ。ひと昔前の安っぽい恋愛ドラマだったな。すべてが運命の名で片付けられちゃう感じで、出会って恋して離れて別れて再会して別れには隠された秘密があって、と。わりとそのあたりがきれいに順番に描かれて行く感じで、淡々としちゃったかしらね。意外性がないというか。王道すぎて先読みできてしまうのですよ。 ジョンの背景がなんか微妙。自閉気味の父がいて、それもあって心を閉ざし気味のジョン。でも血の気が実は多くてちょっと難しい男なんだけど、サヴァナにはけっこう簡単に心を許してたな。まあ美女に惚れちゃうのは仕方ないかもしれない。逆にサヴァナは、こんなキレキャラのジョンにそこまで簡単に惚れたのはなんだったんだ? 周りがナンパすぎてマッチョな軍人がレアだったから? まあいいだろう。恋とはそんなもんだ。でも、出会ってからのわずか2週間で決定される運命というのはさすがに腑に落ちないけどねー。そんな簡単じゃねーだろ。手紙のやりとりもいまいちシュっとしなかったしね。 ジョンを演じたのはチャニング・テイタム。甘めルックスしかし筋骨隆々なあの感じはよかったなー。対するサヴァナには旬の女優アマンダたん。相変わらずのドールフェイスで裕福な家庭の女子大生はハマってたかな。でも最後の疲れた女はやや無理あるような、意外とはまってもいるような…。でも、なんか半年前はアマンダにお熱だったボクですけど、ちょっと落ち着いちゃった。今やすっかりクロエに萌え萌え。 なんでもいいからラブストーリーが見たいの!って人にはいいと思うけど、ある程度の質を求めるならここはスルーかなー。別に変な作品じゃないんだけど、あんまり盛り上がらなかったな、というところです。にしても9.11をフックにする作品がここにきてちらほら見られるなー。10年たって、ひと区切りということなんでしょうか。
by april_cinema
| 2011-09-23 00:00
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