2012年 01月 07日
感想_哀しき獣
b0130850_0303739.gifまたも弩級バイオレンス。『哀しき獣』1月7日公開。中国国境に暮らすグナムは、韓国へと出稼ぎにいった妻の帰りを待っていた。しかし妻のビザ取得のために負った借金の片に、韓国での殺人を請け負う。期間は2週間。ターゲット自宅の下見をしつつも妻の行方を探すグナム。いよいよタイムリミット前日、決行のため深夜に現場に向かうと別の不審者たちがターゲットを殺害していた。後に引くことも出来ずその犯人を殺したグナムは逃亡し、警察とブローカーとに追われながらも国へ帰るルートと妻の行方を探す。
映画『哀しき獣』公式サイト

『チェイサー』もとんでもなく強烈な映画だったよね。でもね、これもね、その上を行くんじゃないかというさらなる問題作。とにかく苛烈なバイオレンスなんだけど…、惹き付けられてしまった。やっばい雰囲気ムンムンのオープニングから始まって無駄がないけどしっかり描き込まれた映像世界にどっぷり。140分の長尺を感じさせない緊張感、展開、構成力はホンモノだわな。カーチェイスのスケールもずいぶんデカイな、と思ったらハリウッドが出資しててリメイクもすでに決定しているそうだ。だからかー! すげーぞー!

主演のハ・ジョンウがよすぎるんだよな! 『チェイサー』同様、優しそうというか害のなさそうな顔してるのに、不遇の男になりきり、しがないタクシー運転手からあれよあれよというまに殺人者へとなりきっている。決して悪ではないのに、運命に翻弄されただただ必死に現状を打破しようとする姿が強烈すぎるぜ。狂気ではないけどなにかが狂っている感じ、すごいな。日本だと大森南朋的なムードだけど、もっと上手い気がする。

とにかく中盤以降はバイオレンスにつぐバイオレンスでちょっと直視がしんどくなってくるのは『チェイサー』と一緒。にしてもラストのあれはなんだよー! まさか戻ってきたとでもいうのか? それはグナンへのあまりにも過酷過ぎる仕打ちじゃないっすか!? なんにしてもとんでもない映画だ。夜見ると眠れなくなるぜ!
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by april_cinema | 2012-01-07 00:00 | Starter | Comments(0)


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