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2012年 02月 11日
感想_昼下がり、ローマの恋
感想_昼下がり、ローマの恋_b0130850_2217178.gifこれまたライトやねぇ。『昼下がり、ローマの恋』2月11日公開。あるアパートで暮らす人々の3つの恋の物語。若者ロベルトは、恋人サラとの結婚を夢見る野心的な男。しかし仕事で向かったトスカーナで魅力的な女性に気持ちを動かされてしまい…。ニュースキャスターのファビオは几帳面な男だったが、ひょんなことからエリアナというグラマラスな女性に誘惑される。しかし彼女にはとんでもない秘密が…。歴史学者のエイドリアンは、大家の娘ビオラと知り合う。パリから戻ってきた彼女は父親に嘘をついていて…。若者、中年、熟年と3人の男をめぐる恋物語。
「昼下がり、ローマの恋」オフィシャルサイト

デ・ニーロ主演のラブストーリーだと思ったら、3つのオムニバスだったわー。デ・ニーロはラストの1篇に登場しますが、これがまた軽い物語でして。借金背負って帰ってきた大家の娘と、かなり行きずりに恋をして、セミリタイアしてたじいさんが人生をもう一度謳歌するっつー話ですが、ほんとこの書いたまんまの展開。40分の短編だけに特に深められることもなく、まんまな感じで話が進みます。なんせクライマックスは花火がバックという月9もビックリのベタなシチュエーション。確かにエイドリアンは優しかったけどさ、ビオラも尻軽過ぎるだろーよ、40にもなってさ。まあモニカ・ベルッチの熟女ボディを拝めるのはありがたいのかもしれないですが。。

その前はコメディ。中年ニュースキャスターが出来心で大惨事に巻き込まれてしまうという。手を出した相手が悪かった、ってことになるんだろうけど、うーん微妙。そして最初の物語はトスカーナの景色がとにかく美しい! それに尽きるかな。あとはファム・ファタールとして登場するブロンド美人がセクシーだったということは記憶しておこう。

3エピソードとも非常に軽やかな展開で、深みや痛みというのはないけれど、単純に恋ならではの楽しさみたいなのは感じられるかな。3人が同じマンションに縁があるというのもベタで出来過ぎた話ではありますが、そのくらいのファンタジーがちょうどいいのかも。で、見終わったあと知ったのは、これ『イタリア的、恋愛マニュアル』の後継シリーズだったのね。どうりでタッチが軽いわけだは。前作に続いてよくわからない邦題ついているところも一緒です。

by april_cinema | 2012-02-11 00:00 | 6th-man


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