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2013年 06月 29日
感想_欲望のバージニア
感想_欲望のバージニア_b0130850_119279.gifこれぞアウトローのお手本! 『欲望のバージニア』6月29日公開。禁酒法時代アメリカで、その名をしらしめていたボンデュラント兄弟。密造酒で金を稼ぐ荒くれ者の三兄弟だ。実験を握るのは次男のハワード。長男のフォレスとも彼に従い、ルールにもとづいて商売をしていた。しかし兄に認められたい三男のジャックが、単独でギャングとの取引をしたがために三人は窮地に。法外な賄賂を要求するレイクス、過去のある女マギー。兄弟の運命は。
映画『欲望のバージニア』公式サイト

役者たちが全員かっこよくて、とにかくそれを堪能したなー。誰が主演なのかよくわかんないけど、イチオシはハワードを演じたトム・ハーディだよね。30年代アメリカルックが絶妙にハマるわ、キャラクターもクールだわ、女にもモテるわ、筋は通すわで非の打ち所ないっつーの。首かっ切られたシーンは衝撃的だったけどそれでも死んでないっつー化け物よ! そいつとデキちゃうのがジェシカ・チャスティン。全然美人じゃないと僕は思うのですが、独特の色気があることは確かで、『ツリー・オブ・ライフ』といい、この人はクラシックにほんとハマりますな。

続いて、小僧役はシャイア・ラブーフ君がぴったりだったね。あまりに軽卒すぎる行動は、100年前も一緒ですかって感じで、恋しちゃうのは好き好き大好きミア・ワシコウスカたん。純な娘っ子になりきってて、この子も、イマドキからコスチュームまで何でも来いだわね。女優として本当に魅力的。ますます好きになっちまうぜ。次は悪女で観てみたい(絶対似合うし)。それからゲイリー・オールドマンは繊細に見えてボスキャラ似合うし、ガイ・ピアースの中分けぴっちりが怖すぎるし、ジェイソン・クラークもいい仕事。

どのシーン観ても素晴らしいキャストばかりなので、それだけで大満足。ストーリーに特別心打つようなものはないけれど、時代の空気と、男の生き様には萌えましたわ。ラストの対決シーンはけっこう壮絶でしたね。血が少々出るので苦手な人にはあれだけど、男はけっこう熱くなる映画じゃないでしょうか。僕は満足させてもらいましたよ。

by april_cinema | 2013-06-29 00:00 | All-Star


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