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2014年 09月 06日
感想_イヴ・サンローラン
感想_イヴ・サンローラン_b0130850_1429677.gifクール&ビューティフル! 『イヴ・サンローラン』9月6日公開。若干21歳にしてディオールの後継者となったイヴ・サンローラン。その才能は多くの人を惹き付け、生涯のパートナーとなるピエールとも出会う。徴兵、精神病院への入院という困難を経た後、ピエールとともにみずからのメゾンを立ち上げたイヴ。あふれる才能によってモードの帝王と呼ばれながら、孤独とプレッシャーに苛まれた半生を完全映画化! イヴ・サンローラン財団公認作品!!
映画『イヴ・サンローラン』公式サイト|2014年9月6日(土)公開

伝記映画なので物語はさておき、魅了されましたー! なにがいいって、サンローラン役を演じたピエール・ニネ君。端正なルックスで繊細そうなムード。アンドリュー・ガーフィールドとポール・ダノを掛け合わせたようなミステリアスビューティだけど甘い感じもあって雰囲気あるわー。サンローランの内気な性格と、天才ゆえの孤独みたいなところをよく表現してたと思います。それともうひとり、彼のミューズであり友人だったヴィクトワール役のシャルロット・ルボンが美しすぎる!(そんなに重要な役じゃないけど) マリオン・コティヤールの後継者かもって思ったらカナダ出身でした。でも注目しておこう。

さてさて、それにしても20世紀のファッションデザイナーたちの伝記ものってなんだかどことなく共通点がある気がするな。シャネルにしてもラガーフェルドにしても、あと畑違いだけどウォーホルとかヴィダル・サスーンとかも。だいたい同性愛者で放蕩気味で、でも繊細なもんだから苦悩して酒と薬に溺れて、みたいなね。まあでもそれはすべて実際に起きたこと。彼らの人生だったってだけのことだね。こういう偉人たちの生きた姿を見ているとなんか、20世紀ってすごく良い時代だったんじゃないか?とか思っちゃったりもして。いや、もちろん戦争もあったし、劇中でアルジェリアについても触れられてるからそんな簡単に言えないんだけど。『ミッドナイト・イン・パリ』の世界か。昔は良かったって言いたくなるような。

特に教訓とかそういうのはなかったけど、ファッションてやっぱり楽しいなって思いました。そういえば、サンローラン、3年前にドキュメンタリーがあったけど、あれより断然こっちのほうがわかりやすくていいわ。あっちは実際にピエールが語ってたけどその存在忘れててごめんなさい。てか、主演のピエール君、噂通りサンローランに似てる!

by april_cinema | 2014-09-06 00:00 | All-Star


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