2015年 02月 07日
感想_はじまりのうた
b0130850_225658100.gif踊り出さずにいられない! 『はじまりのうた』2月7日公開。ミュージシャンの恋人デイヴとともにNYへとやってきたソングライターのグレタ。しかしデイヴに裏切られ、激しく傷つく。そんな彼女が出会ったのが、ダンという中年男。ダンはグレタの歌に惚れ込み、自分と契約を結ぶよう迫る。彼は、かつての敏腕音楽プロデューサーだったが、今は妻子と別居し、会社からも追われたところだった。
映画『はじまりのうた』公式サイト || 2.7 sat. シネクイント、新宿ピカデリーほか全国Roadshow

うおおおお、これはものすごくよかったぞおおおおおおお!!! 中盤から、ずっと踊りだしたい衝動に突き動かされるほどに音楽に入り込んでしまったよ。少なくとも足はリズムに乗って動き出しちゃいました! 監督は『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー。僕は『ONCE』はそこまでハマらなかったんだけど、この作品はもう最強です。何がいいって、音楽がちゃんとドラマを語っているところ。ただ曲がいいとか、ライブが熱いとかではなく、映画としてストーリーを奏でる媒介として音楽がこれ以上なく機能しているんだよね。

そして、それをいっそう輝かせるのがアイ・ラブ・ニューヨークシティ! なんと劇中でゲリラレコーディングを敢行するのだけど、それがむちゃくちゃ格好いいのよ! セントラルパークとかエンパイアステートビルを望むビルの屋上とか、ベタベタなところもあれば、地下鉄のホームに名もなき路地裏もあり、しかも喧騒も雑踏も邪魔する子供たちもすべて音楽に取り入れてしまっているところが最高クール! あと踊っちゃダメだぜゲームとかも最高だったし、お互いのプレイリストを聞きっこするのも、もんのすごくよかったよねー!!!

さらにさらに、アルバム作りに参加するメンツもいいんだわ。音楽院(きっとジュリアード)で退屈する姉と弟(ぼくはこのメガネガールの"ファッ⚫︎ンビバルディ"がとても気に入りましたよ。シャノン・マリー・ウォルシュちゃん、売れろ!)、子供バレエ教室で伴奏を担当する男子、ギャングスタなラッパー(こいつが超いいやつ。リスペクトを忘れない男!)に紹介してもらったベースとドラム、人種も育ちもバラバラ、普段接している音楽も違う、だけど同じアルバム作りに参加できてしまうというのが、いかにもNYであり音楽のチカラ! 格好良すぎるぜ。しかも微妙な時制ずらしがハマってるし、マジで最高。イエス、るつぼ!

失恋女と甲斐性なし男の組み合わせなんて安っぽくも聞こえるけれど、ノンノンこれが素晴らしいパートナーになっていくのだな。何度もくっつくかと思わせながらもそっちにはいかないのも理性が利いてていいわ。そしてキーラは歌声披露しつつ、大人キュートな魅力を振りまくし、マーク・ラファロのこの味わい深い格好よさはなんて名付けたらいいの?って感じ。大きくなったヘイリー・スタインフェルドちゃんも美形じゃないけどよかったね。音楽が家族の絆を復活させちゃうってのも素敵じゃないのーーーー!

とまあ、数え上げたらきりがないほど素敵のてんこもり。ラストのまとめ方も超秀逸でグッときたな〜。俺も買いたいよあのアルバム! 最後になりましたけど、マルーン5のアダム君のハイトーンボーカル、さすがだわー。もちサントラ即ゲット。いやーこれは何度でも見たい傑作! 早くも年間ベスト10入りは確実(ベスト5もいけると思う)。みんな見て、見て、見てーーー!
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by april_cinema | 2015-02-07 00:00 | MVP


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