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2006年 11月 21日
感想_あるいは裏切りという名の犬
感想_あるいは裏切りという名の犬_b0130850_0224025.jpgおフランスから届いたフィルムノワール。『あるいは裏切りという名の犬』12月16日公開。元・盟友である2人の刑事、レオとドニ。しかし、いつしか2人は敵対関係に。一度狂ってしまった歯車は決して元には戻らないのであった。
『あるいは裏切りという名の犬』

試写状のビジュアルからしてシブーい雰囲気漂ってたけど、予想を上回る超〜オトコ臭い映画。人間の内面と、交錯する運命と、警察の裏事情があわさって、結果、話としては救いありませぬ。これが実話ベースってのはなんかイヤな恐怖感あるわ。

ダークな映像の中、淡々と進んでいく物語。なんだか泥沼にハマっていくのをジワジワと見せられるかのような展開で重苦しさが常に漂い、ようやくたどりついたラスト。さあどうなる!? ってところで、真実を知ってなおヒーローはヒーローだったのに…。ま、最後のオチは途中から読めてたけどね。

裏切りやら正義やらのはざまで揺れ動く男たちの哀愁がなんともいえません。とにかく暗いので好きなタイプの映画じゃないけど、チョイ不良派にはもしかしてたまらないかも?

by april_cinema | 2006-11-21 00:00 | 6th-man


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