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2007年 01月 19日
感想_カンバセーションズ
感想_カンバセーションズ_b0130850_051429.jpgじわ〜りじわりと聞き入っちゃうのよ。『カンバセーションズ』2月3日公開。とあるウェディングパーティで顔を合わせた男女。探るように会話を交わし始める2人。夜明けまではあと数時間…。
映画『カンバセーションズ Conversation(s)』公式サイト

タイトル通りの会話劇。登場人物は2人だけで、愛だの恋だのな会話が延々続く、舞台っぽい展開。それだけじゃ芸がないからか、全編デュアルフレーム採用。画面2分割。同じシーンを2つのアングルから見せたり、1つはあえてセリフとズラしたり、過去の映像をカットバックさせたりで、2人の会話を追い続ける。そのおかげで映画でやる意味が出た。これって実験的手法? 前例あり? なるほどまさしく二元的、表面的態度と内に秘めた思いを示すようでなかなか面白い。ただ、2画面と字幕を同時に追うのは多少ムリあったけど。。

会話の中身は「しょーもないなー」と思いつつも、段々「わかるなぁ〜」ってなったりして。少なくともオレは似たような会話したことあるし。この男にだいぶシンパシー感じちゃったし。「男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト」ってコピー、気が利いてて映画を象徴してんね。分割された世界(画面)にも通じるな。男と女、ってか。

熟れた大人の擦れたテキストを楽しめましたワ。恋の嗜みとしておひとついかが?

by april_cinema | 2007-01-19 00:00 | Starter


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