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2007年 05月 03日
感想_リーピング
感想_リーピング_b0130850_16301398.jpgなんか中期FFっぽ〜い! 『リーピング』5月19日公開。各地で起こる奇跡や神秘的とされる現象を、科学で解明する大学教授キャサリン。彼女は過去の事件により、神への信仰を捨てていた。そんなキャサリンの元にとある町から調査の依頼が。それは真っ赤に染まった川の謎を解いて欲しいというもの。町では、その現象の根源はある少女ではないかというウワサだった。
リーピング

その世界観はなんだかゲームの世界みたい。科学信者の女主人公、デカイ黒人助手、カギを握る青い目の少女っていう、キャラデザがまずそう(衣装含めて)。さらに、時代から取り残された町、聖書をなぞるように起こる怪奇現象、森の中の家、廃墟、そして謎の記号。マンガとゲームの国の男子にこれを観て新鮮さを感じろってのはムリな話よねー。設定は現代なのに、この世界観のせいで中世のような印象を受ける。一応、科学捜査っぽいことはしてるんだけども。

メインテーマは信仰。とりわけ悪魔信仰。田舎町が信心深いってのは日本もアメリカも類似性あるだろうけど、さすがにサタニストとなると、宗教的バックグラウンドのないオレらにはちと隔世の感あるよね。まあ、そんなに嫌いじゃないけどさ。理解を超えたものに対する人間たちのリアクションと、何を寄りどころにして人は生きていくか、そんなところが描かれてます。

見せ方は王道的アクションホラーで、いきなりバーン!みたいな驚かせ方が度々。渦中の少女を演じたアナソフィアちゃん、いい眼をすんねこりゃ。そしてイナゴの大群は本物を使いつつCG加工。赤い川もCG処理。映像の質感もなんだかFF的だったわ。カッコよろしいけど、やっぱり新しさは感じられなかったぜ。

ラストは続編を示唆するような終わり方。無難にまとまっててつまらなかないけど、フツーかなー。

by april_cinema | 2007-05-03 00:00 | 6th-man


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