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2007年 05月 11日
感想_それでも生きる子供たちへ
感想_それでも生きる子供たちへ_b0130850_16343841.jpg親になるすべての人へ。『それでも生きる子供たちへ』6月9日公開。7人の監督たちによる子供の未来を守る的なテーマのオムニバス。世界各国のキッズを取り巻く事情、現実。未来の希望である彼らのために、私たちがしなくてはならないこととは。
映画『それでも生きる子供たちへ』公式サイト

ルワンダ、セルビア・モンテネグロ、アメリカ、ブラジル、イギリス、イタリア、中国。7つの国の子供たちの物語は、決してファンタジックでもハートウォーミングでもない。ある子供は銃を持ち、ある子供は窃盗を働く。ある子の親はいさかいを繰り返し、ある子は捨てられる。どんなにタフな現実が横たわっていても、彼らは生きていくしかない。そして彼らは驚くべき適応力でもって環境に染まることができてしまうのだ。兵士にも強盗にもなれる。だけど子供。そして社会からはインビジブル。

そんな子供たちの今を、監督たちは静かに切り取る。子供たちの未来のために。カメラを通して、彼らは訴えかけてくる。このままでいいのか。子供たちはどうなるのか。現代人は、自らのエゴによって、子供たちのために生きるということを忘れてしまったのかもしれない。だとしたら思い出さなくては。私たちが子供のときに、どうだったのか。どんなふうに育って来たのかを。

おもしろくはないけど、バッドニュースが目につく今、子供たちのための何かを考えさせてくれる作品で印象深い。個人的にはブラジルの話が好き。そして中国のSong Song chanに激萌え。できれば日本の監督にも撮ってもらいたかった気がします。

by april_cinema | 2007-05-11 00:00 | Starter


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