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2006年 12月 31日
感想_いちばんきれいな水
感想_いちばんきれいな水_b0130850_22534052.jpg加藤ローサ主演、マンガ原作の『いちばんきれいな水』10月7日公開。ほとんど終わってるけど、一部の地方ははこれから上映あるみたい。
いちばんきれいな水−あしたを変える勇気をくれる、ハートフルストーリー−

これは単にタイミング逃してレビューを上げられなかったの。ファンタジーな世界で、話の筋はわりと素敵。病気で11年間眠っていた姉が突然目を覚ます。体は大きくなっているものの、心は8歳のまま。小6の妹は"年下の姉"に戸惑いながらも一緒に時間を過ごすうちに、見失いかけていたかけがえのないものを取り戻す、みたいな。

水が重要なモチーフになっていて、水中のシーンはなかなかにキレイ。加藤ローサはやっぱりイマイチだけど、妹役の菅野莉央ちゃんが上手でかわいらしかったわ。映画としては、短編マンガを無理矢理引き延ばしてるから、かなり弱くなってしまったのは否めない感じ。ショートフィルムにするとかなり印象的な作品にできたような気がするから、もったいなかったかもね。もしくは、大胆に設定を追加して掘り下げてもよかったのかも。

ちなみに原作は古屋兎丸(スピリッツで『π』っての連載してたよね)。この人グロやエロが多くてかなり下世話な作風。今作は短編集『Wsamarus・2001』に収録されてて、フツーにいい感じの夢物語。古屋兎丸的には異色作。短編集自体はまったく守備範囲外だったけど、この作品に限っては清々しいブルーをくれる感じで気に入りましたわ。

by april_cinema | 2006-12-31 00:00 | 6th-man


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