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2008年 02月 23日
感想_裸足のギボン
b0130850_14532.jpgじんわりきちゃったわ。『裸足のギボン』3月8日公開。幼い頃の熱病が原因で、40歳にして8歳程度の知能しかもたないギボン。年老いた母親と貧しく暮らす彼は、いつも裸足&笑顔で走っていた。ひょんなことからマラソン大会で入賞した彼は、村長の後押しでハーフマラソン出場をめざすことに。キボンは、賞金で母の入れ歯を買ってあげようと、村長とともに厳しい練習に励む。
裸足のギボン - Official Web Site

実話が元で、実際のギボンさんを追ったドキュメンタリー番組がそもそものはじまりだそう。映画は、コメディタッチをベースにしているんだけれど、障害者うんぬんということではなく、息子と母親の強い絆を描いてるの。コメディ部分が笑えるかどうかってのはおいといて、やはりいい話だけに心が温まる。やさしい気持ちになれるね。

加えてなんせマラソンが題材に盛り込まれてるから、同じランナーとしてつい入れ込んじゃったりして。親子の物語だから、レースそのものはあまり重要ではないけど、走るギボンの姿につい胸が熱くなったわ。なんのために走ってるの、ってのはよく聞かれることだけど、ギボンにとってそれはすべて母親のためだったわけだから。主演のシン・ヒョンジュンさん、愛すべきギボン像を作り上げてて見事でした。

思い切りベタな内容で、作りも軽いから大きな感動とかを受ける人は多くないと思う。んだけど、少し温かい気持ちになれる映画でった。
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by april_cinema | 2008-02-23 00:00 | Starter | Comments(0)
2008年 02月 22日
感想_非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎
b0130850_144537.jpgアーティストの頭ん中って…。『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』3月29日公開。死ぬまで誰の目にも触れることのなかった、15000ページを超える小説と、数々のイラスト。それらの作品群は、発見されるやいなや、その芸術的価値を認められた。謎の作者ヘンリー・ダーガーについてはほとんどなにもわかっていない。彼が住んでいたアパートの大家など数少ない証言をもとに、彼の遺した世界を再構築するドキュメンタリー。
映画『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』公式サイト

ヘンリー・ダーガーが遺したトリッキーなイラストをアニメーション化させ、彼の未曾有の小説『非現実の王国で』の世界をなぞりながら、彼の輪郭を浮き上がらせる作風。これはもう観てもらうしかないのだけれど、とにかく不思議な異空間世界。女の子には男性器がついてるし、いろいろとメタファー(かどうかもさっぱりわからない)じみたもんが次々と登場。最初はただのロリコン野郎では?と思ったりもしたけど、まあ大きく括ればとにかくアーティスティックとしかいいようがないぜ。

しかしこれも、数少ない証言から膨らませた監督の仮説でしかないわけで、それに対してどうのこうのいっても真実は誰にわかるはずもなし。とにかくヘンリー・ダーガーって人がいて、人知れずこんな作品を遺してた、それだけ。ヘンリー・ダーガーがどんな人間でどんなこと考えてたのかなんて未来永劫明らかにはならないでしょう。となるとオレらは、とにかくその作品に触れて何を感じるかってことにつきるわけで。

映画はちと眠気も誘われるけど、願わくば、アメリカでオリジナルを観てみたいもんです。いやーアートってよくわかんないけど、ぼーっと眺めるのもなんだかおもしろ。
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by april_cinema | 2008-02-22 00:00 | Reserve | Comments(0)
2008年 02月 20日
感想_ぼくたちと駐在さんの700日戦争
b0130850_0315534.jpg企画的にはちょっと安直かなー。『ぼくたちと駐在さんの700日間戦争』4月5日公開。1979年のとある田舎町。いたずら大好きなぼくらの町に、新しい駐在さんがやってきた。いたずらを取り締まる駐在さんと、それをかいくぐって出し抜きたいぼくたちの、男のプライドを掛けた天下分け目の一大バトルが今、はじまった!
映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』 公式ホームページ

ブログ発だそーですが、全然知らなかった。2006年3月にはじまって1年後には書籍化、さらに1年後に映画公開ですか。スゴ! しかもまだ更新中。試しに第一章を読んでみたらそのまんまそのエピソードが実写になっいたようで。それしか読んでないけど。ボクの学生時代よりひと昔前なので、やっぱ感覚はズレるなぁ。笑いのテイストもどうやら合わない感じ。

要するに昭和後期の中学生たちの話なわけで、描かれるイタズラには陰湿な悪さも、度を越した犯罪もない。から、年配の方なら、うんうん、そうだったよね、なんて共感のひとつやふたつしながら一杯ひっかけるね、きっと。でも別になー。その思い出話に特に興味は持てませんでした。最後のエピソードはなんだかええ話だったけれども。今の時代と対比させているんだろうけど、どうも懐古的で少し物足りなかった感触は残るところ。

市原君、石田君をはじめとした中学生役のキャストは一生懸命当時っぽい野暮ったさ(今から見ると)を出してて好感持てたし、駐在役の佐々木蔵之介さんも、さすがのいい味。不思議なカメオ出演のみなさんもいいアクセント。なんだけど、やっぱりブログ上で文字を追いかけるものと、実写の間には温度差があるんだろうね。もう少し盛り上がりが欲しかったように思います。

ちょっと淡い期待をもっていたけど心は動かず。別に悪い作品てわけじゃなかったけれど。
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by april_cinema | 2008-02-20 00:00 | Reserve | Comments(0)
2008年 02月 19日
感想_ジャンパー
b0130850_1412528.jpg潔いまでの起・転・結! 『ジャンパー』3月7日公開。15歳のある日、空間を"ジャンプ"する能力に気付いたデヴィッド。時は流れ、世界中を瞬間で自在に移動できる彼に不可能はなく自由気ままに暮らす毎日。しかし彼の前にパラディンを名乗るローランドが現れ状況は一変する。彼は、"ジャンパー"を抹殺することを使命としていた。さらに同じジャンプ能力を持つグリフィンも登場。パラディンとは何者なのか。そして彼らの戦いの行方は!?
映画「ジャンパー」公式サイト

それこそ『週刊少年ジャンプ』に出てきそうで楽しめたなー。最初30分で一気に引き込んで、次の30分はストーリーを進めつつひと休み。最後30分でトップギアにもってってクライマックス! とまあ山、谷、山の"承"なし90分間。娯楽大作はこのくらいの潔さが気持ちいいっすな。「確実に続編あります!」というのが半分もいかないうちに予想できるけど、それを隠そうともしない潔さもまた気持ちいい。海賊さんクモ男さん盗人団私は誰?殺し屋もひと段落したし、次のポップコーンムービーってことでいいんじゃないでしょうか。

イチにもニにも見どころはビジュアル。世界各地で敢行したロケは『ボーン』シリーズばりのスケール感をくれるし、瞬間移動を使ったスカイアクションは『スパイダーマン』級のスピード感。しゃれっ気もあれば、カーアクションもジャンプの特性が活かされてて新鮮だわ。ジャンパーたちのバトルを見てたら、そっくりそのまま『ドラゴンボール』に置き換えられるのでは?って思ったな。キャラクターとストーリーはまだ弱いし、OCっ娘のヒロインがあんま好きな顔じゃないし、男2+女1はスパイディーだなぁとか思ったけど、サミュエル・L・ジャクソンはドンピシャ。この先も期待しましょう。

とにかくわかりやすくてルールも明快(細かいところハテナもあるけど)、男の子ならきっとアドレナリン出るであろうスピード感をぜひお楽しみあれ。USJにアトラクションできれば楽しそうだナ!
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by april_cinema | 2008-02-19 00:00 | Starter | Comments(0)
2008年 02月 15日
感想_うた魂♪
b0130850_0295745.jpg夏帆ちゃん、無量大数カワユス! 『うた魂♪』4月5日公開。自らをお歌が上手な美少女と認識する女子高生かすみ。意中の牧村と急接近するも、合唱部でソーカイに歌う姿をlike a「シャケの産卵」と笑われて、大ショック! 立ち直れないまま引退しようとしたら、ヤンキー合唱部に目ぇ付けられた。なんなの、このスピリチュアルな男たちは!?
映画『うた魂(たま)♪』公式サイト

コミカル直球な青春大合唱! これはもう反則というしかないけど、やっぱり清々しく、いわずもがなのクライマックスではもろにジンジンきちゃいました。ただでさえ好きな学園本気モノはもう鉄板ですがな。

はっきりいって完成度は低いよ。シロートくさい脚本(コンペ入賞作だけど)に、パっとしない演出。笑いも人をダシにするあざとい系。キャラもわりとステレオタイプで前半は壊滅的。後半にしたって歌の力に頼ってるだけともいえて、映画のデキは同じ青春×音楽女子モノの『スウィングガールズ』とか『リンダリンダリンダ』よりワンランクもツーランクも(スリーランクも)落ちるのは確かなんだけど、でもやっぱ文字通り青春を謳歌する中盤以降はね、否定できんのだわ。かつて同じ部活人だったし、かつて同じ高校生だったし。うらやましいくらい輝いてたよ、みんな。今、できるものならやりたいこと第1位/部活! だもん、オレ(第2位/バイト)。

でもって、とにかくとにかくとにかく、夏帆ちゃんがかわいいのなんの! 『天コケ』も十二分に可愛かったけれどさらに輪をかけて宇宙規模のキューティっぷり。2008年、ガッキー並の旋風を起こしてくれちゃうんじゃないの、これ(でも最近ちょっとお疲れ気味。学校との両立タイヘンそー)。

映画としてはイマイチだとしても、合唱の楽しさと高校生のきらめきはちゃんと引き出していて楽しめました。「あーなーたぁ〜に♪」って歌い出したい気分〜(ネタバレ失礼)。
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by april_cinema | 2008-02-15 00:00 | Starter | Comments(0)
2008年 02月 14日
感想_悲しみが乾くまで
b0130850_1394479.jpg淋しいけど、優しい。『悲しみが乾くまで』3月29日公開。最愛の夫を亡くしたオードリー。夫の親友であり、しかし薬物中毒患者でもあるジェリーにその死を報せ、そして共に暮らすことを提案する。しかしオードリーの悲しみは癒えず、ジェリーもまた薬物を絶てないのだった。
映画『悲しみが乾くまで』公式サイト|ウーマンエキサイト シネマ(映画)

去年、『アフター・ウェディング』『ある愛の風景』でオレのハートをがっちり掴んだスサンネ・ビア監督のハリウッドデビュー作。環境は変わっても彼女らしく、ときに容赦ないほどに残酷に、しかして根底では優しく人間を描いてますわ。その本質はやっぱり"淋しさ"だと思うなぁ。この作品も9割方重いの(その時点でダメな人も少なくないはず)。だけど最後の1割で、その淋しさを前提としたうえでの温かさとか優しさ、希望を見せてくれるんだよなぁ。やっぱりセンスある!

本当に最悪に深い悲しみってのは、決して癒えることはない。なにをどうやっても受け入れられないことって確かに存在する。すると人間は弱いから、心を閉ざしたり、バランスを失ったり。そして人間はズルイから、それを誤魔化したり、何かにすがったり。監督はそれをまんまリアルに映し出す。でも、否定しない。弱くてズルイからこそ、救いの手を差し伸べてくれる誰かが必要なことを示す。てのを踏まえて、"善意を受け入れて"というフレーズがキーだったけど、まさにこの受容し難き困難と、そこからの脱出を象徴した、素晴らしいメッセージだったわ。シンプルなのがまたいい!

ハル・ベリーも、ベニチオも苦しい苦しい役どころをしっかり演じてました(特にベニチオ!)。オードリーは、欠けてしまった自分のコアを、夫に最も近いモノで埋めようとして、逆に喪失感を募らせてしまう。ジェリーもまた、そんなオードリーの力になりたい、少しでも自分を変えたいと思うのに、それが叶わず躓いてしまいます。どちらも、失ったものを取り戻せないそんな自分に対するもどかしさを抱えながら、それでもなんとかつながって、前を向こうとする。話に飛躍はなく、ほんとギリギリの1歩踏み出せるかどうかっていう葛藤がよかったね。"一人暮らしは淋しいから"は、隣人のセリフだけど、これもまたシンプルかつ本質をとらえていて効果的でした。

瞳のアップを抜き出すスサンネ流の映像世界も健在。これ、決して目の演技とかじゃないのに、思わず映し出された瞳からいろいろと感情を読み取らされてしまうんだよね〜。ただ、ハリウッドとの相性はやや疑問かなぁ。あと、邦題がなー。原題は『THINGS WE LOST IN THE FIRE』。本編観ればわかるけど、いいタイトルなんだ(自分の外にあるものを失っても取り戻せるけれど、自分の内側で失った物は取り戻せない、というメタファーだと思う)。さすがに直訳せえとは言わないけれど、主題を示す含蓄があるだけに、作品のためにももう少し内容とリンクさせてほしかった。どうせ大衆受けじゃなくて作家寄りの監督なんだからさー。

癒しとか、大きな感動とかいう類いは期待するべからず(ホントに暗いよ!)。スサンネの世界は十分堪能させてもらえるので、ファンは必見! ボクは満足です。
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by april_cinema | 2008-02-14 00:00 | All-Star | Comments(0)
2008年 02月 12日
感想_ナイロビの蜂
b0130850_1293051.jpg『ナイロビの蜂』DVD鑑賞。なるほど、好評なのも納得。夫婦愛とアフリカを食い物にする社会問題を巧みに織り込んだ秀作だ〜。
『ナイロビの蜂』

物語への導入がうまいからすんなり引き込まれ、スラムの描写や回想の仕方もすごく効果的。社会派としてもラブストーリーとしても、どっちの側面からもソツなくちゃんと成立してんのがすごいね。本当にアフリカってこんなに食い物にされてるんだろうか。病院の問題とかは想像つくけれど、諸外国がこんなやり方でアフリカから搾取しているとしたら、それって植民と変わらないね。

レイチェル・ワイズは知的なイケイケ姉さんで、なんと実年齢より10も下の役どころだったのにはちと驚きだけど、『マイ・ブルーベリー・ナイツ』とは180度違う健康的美女でした。
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by april_cinema | 2008-02-12 00:00 | All-Star | Comments(0)
2008年 02月 12日
感想_ラストキング・オブ・スコットランド
b0130850_1325993.jpgアフリカではなにが、その2。『ラストキング・オブ・スコットランド』DVD鑑賞。ウガンダ共和国の大統領となったアミン。着任直後は、善政をしくかに思えたが徐々になにかが狂い始め、虐殺や情報統制を始める。彼に気に入られ重用された青年医師は、当初こそいい暮らしを約束されたが徐々にアミンに恐怖を覚え始める。
『ラストキング・オブ・スコットランド』

これまた面白かったな。最後はどんどんと悲惨なことになってしまったけれど、実在のアミンが元にあるわけだからこの結末も仕方なし。しかしこれがたった30年前か。。アミンにも当然問題はあるんだろうけど、やっぱりそれだけじゃないんだろうなぁ。

フォレスト・ウィテカー、アミン本人なんじゃ?と思わせるような見事な演技。エンドロールで本人写真が出たとき、完全な相似を描いていたことに驚いたわ。あの獰猛さと、狼狽、迫力。いやはや。『バンテージ・ポイント』では善良な市民。ギャップに萌えるぜ。しか〜し本当に注目なのは今、ノリにノってるジェームズ・マカヴォイ君! ワケありそうな眼差しが婦女のハートをがっちりキャッチなのも納得。繊細さと色気と陰を同居させてて、雰囲気あるねー。演技の実力も本物? 『ペネロピ』『つぐない』でも楽しんでください。

『ルワンダの涙』『ホテル・ルワンダ』『ブラッド・ダイアモンド』と、描かれるのは虐殺や支配、紛争などアフリカの混迷ばかり。最初は、こんなことって本当にあるのか?ってくらい現実味なく観てしまっていたけど、これだけ観るとさすがに危機感を覚えるわ。興味本位でアフリカに行きたい〜とか思ってるけど、もっと歴史とか勉強しないといけないのかも。そしてできることをやらないとなぁ。そんな風に思えました。どの作品も秀作なのが皮肉だわ。
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by april_cinema | 2008-02-12 00:00 | All-Star | Comments(0)
2008年 02月 11日
感想_マイ・ブルーベリー・ナイツ
b0130850_1282029.jpg恋したくなる雰囲気系。『マイ・ブルーベリー・ナイツ』3月22日公開。失恋したエリザベスは、元彼の家のそばのカフェオーナー、ジェレミーと出逢う。ジェレミーは彼女に売れ残りのブルーペリーパイを振る舞い、2人の間に親密な空気が流れ始める。が、エリザベスはNYを離れ旅に出た。メンフィス、ネバダと旅先で愛に惑う人々に出会うたび、ジェレミーへと綴る手紙。NYから距離を置くほどに近づいていく想い。エリザベスが見つけたものとは。
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』オフィシャルサイト

なんつってもスタイリッシュかつ幻想的な映像が美なのよ。そんな夢見心地なビジュアルに包まれた、やさしい恋の旅。うん、うっとりできるねー。ロードムービーっぽい雰囲気をたたえながら(でもウォン・カーウァイ曰く、非ロードムービー)、失恋〜出会い〜変化〜再会っていう恋愛モノの王道をNYからの旅に乗せて柔らかく描いてて、ロマンチックだけど最低限のリアリティは損なわないというなかなか難しいハードルを越えてるのね。

メンフィスでの出会いは、過去から抜け出すことを。ネバダでは、人を信じることを。失恋によってエリザベスができなくなりかけていた2つを提示することで、彼女は前へ進むために必要な時間と距離を得ていく。押し付けがましく見えないのは、豪華アンサンブルの力量によるところも大きいかも。出てくる人たちみんな魅力的で、初映画のノラ・ジョーンズが、いっそう等身大に見えてよかったんじゃないかなー。中でもレイチェル・ワイズの憂いを帯びたやさぐれ美人っぷりには魅了されたぜ。色っぽいわ〜。『ナイロビの蜂』とは大違いですぞ。

この作品のいいところは、主演の2人が直接すったもんだしないから、「え〜」とか「それはねーだろ」とかそういう面倒臭さがないところ。あくまでエリザベスが自分と向き合って失恋から立ち直っていく過程だから、いい感じなんだわ。映画史に残るとか残らないとかいわれてるキスシーンも、そこまでとは思わないけど、素敵は素敵。ゆってもラブロマンスだから、なにが残るわけでもないけど、過剰に夢見過ぎてない感じが好感もてました。
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by april_cinema | 2008-02-11 00:00 | Starter | Comments(0)
2008年 02月 09日
感想_Sweet Rain 死神の精度
b0130850_0291277.jpg原作がよさそうなのはよくわかった。『Sweet Rain 死神の精度』3月22日公開。死神の千葉は、突発的な死を迎える者の最期の7日間を観察する。死に値する者は「実行」。しかしまだ死ぬべきではないと判断したものには「見送り」を処す。今日、千葉が観察するのは、1985年、27歳、苦情処理係のOLだった。
Sweet Rain 死神の精度

んーー、いい話なんだと思うよ。おもしろい話なんだと思うよ。だけど全然足りないんだよなー。千葉のキャラ付けに設定以上の魅力がないし、登場人物が少ないのにそれぞれに緻密さが足りないので感情移入しづらい。特に、本筋とは関係ないところの小道具がものすごく効いていないのが致命的! なんだよあのロボット!! ミュージックも連呼するだけじゃん!!! 扱ってる「死」というテーマへのアプローチはすごく深いのに、それを映像で表現し切れていなかったなー。やけにチープ。

と、不満はあるものの、きっと原作(未読)はおもしろいんだろうなー(まあベストセラーだしね)、と感じさせるだけのものはあり。なぜってラストを締めてくれる富司純子さんがとにかく絶品だから。多分、意図的に作ったと思われるヘアスタイルとあわせてとても美しかったです。最後だけは気分よかった。

いい話だけに惜しまれる一作。もっともっと良くできた素材なのでは?という残念な気持ちが残るわ。ワーナー、邦画製作の予算をケチってるんじゃないか? ちなみに主題歌はなんとコニタンが担当。あの透明ボイスが染みます。
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by april_cinema | 2008-02-09 00:00 | 6th-man | Comments(0)