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2008年 10月 29日
感想_がんばれ!ベンチウォーマーズ
b0130850_17697.jpg汚すぎなのは差し引いて。『がんばれ!ベンチウォーマーズ』DVD鑑賞。イジメられっ子あがりのオタクなクラークとリッチーは、ガスと一緒にいじめっ子リトルリーグと野球をする。ガスの超人的活躍で勝利すると、世間のオタクたちが3人を応援。ベンチウォーマーズ(のけ者)というチームになって、対リトルリーグのトーナメントに出場。さらに快進撃を続ける!

前半は汚なすぎのアメリカンコメディ。鼻くそだの屁だのツバだののオンパレードで、子役が多いせいか下ネタは控えめだけど、笑える反面、汚さに顔をしかめたくなるところも(個人的にツバは汚すぎ!)。でもなージョン・ヘダー使われると笑っちゃうよねぇ。あの声を聞いてるだけでにやけるわ。やり過ぎっぽい動きも彼がやると一気にユル芸に早変わり。やれやれですば。

あり得ない展開ってのは百も承知ながら、後半はなにやらお祭り状態でいい話。もう無茶苦茶なんだけど、イジメっ子もイジメられっ子もなしに楽しもうぜ!ってノリは、やっぱいいじゃん!て思っちゃいます。ギャグも美談も、変にベタベタと引っ張らずに、ひとつひとつをとっとこ進めて90分かけずに終わらしたってのも評価したいですな。

とにかくネタが汚いからご婦人方にはお薦めしませんが、野球好き殿方ならけっこう楽しめると思われますよ。
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by april_cinema | 2008-10-29 00:00 | Starter | Comments(0)
2008年 10月 26日
感想_マーゴット・ウェディング
b0130850_12375624.jpgこりゃスルーするわな。『マーゴット・ウェディング』DVD鑑賞。妹の結婚式に出席するため故郷の家に息子を連れて戻ったマーゴット。しかし妹の相手はロクデナシで、隣家ともトラブルを抱えている。そもそも妹とも確執をかかえるマーゴットは、自身も離婚を考えていた。機能不全の家族の中にあるものとは。

ニコール×JBってだけでも劇場公開してもよさそうなのに?と思ったら、なるほどこりゃDVDスルーで正解。おもろないですもん。笑 はっきりいって筋はないです。ただ姉妹を中心にしたねじれた家族をひたすらに観察している作品で、そこにおかしみを見いだせるかどうかがポイント。ちらりほらりと、苦笑できるポイントはありますが、全般笑えません。なんとなくアイロニーだし。

完全に似た者同士の姉妹。なんとなく生まれた順番で姉が上に立ってるけど、やってることはどっちもどっち。自分を棚に上げて、まあ文句ばっかりよく言ったもんですわ。でもそんなもんですよね、誰でも。そんな親のおかげで子供たちもなーんか不安定。泳げない男の子って象徴的ですわ。そんな人たちの、表も裏も欠落も隠さずに切り取ってて、人間の不完全さを思い切りさらし者にしてくれちゃってます。観てていい気分のもんじゃないっす。

監督は『イカとクジラ』のノア・バームバック。なるほど、あの世界観と確かに似てる! アンバランスで歪な家族関係がそっくり。違うのはウェス節が入ってないからか、洒脱感がないことくらい。こういう欠落系ムービーは、ほんと見る人を選びますね。つまらないとは言いませんが、なかなか見所を見出しにくかったですわ。
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by april_cinema | 2008-10-26 00:00 | Reserve | Comments(0)
2008年 10月 25日
感想_ブーリン家の姉妹
b0130850_4422471.gifなかなかのドロドロ。『ブーリン家の姉妹』10月25日公開。イギリスの田舎で育ったブーリン家のアンとメアリー。出世を目論むブーリン家は、跡継ぎの生まれないヘンリー8世の愛人にとアンを差し出すが、王が見初めたのは結婚して間もない妹のメアリーだった。妹に遅れをとったアンはタブーを犯してある貴族と結婚。しかし、それは姉妹を翻弄する愛憎に満ちた人生の序章。王はやがてメアリーにも愛想をつかし、アンに興味を示す。
映画『ブーリン家の姉妹』公式サイト

史実を脚色した、イギリス王宮を巡る愛憎劇で、ナタリー×スカ子ってのはなかなか魅力的なキャスティング。but、ナタリー=悪女で、スカ子=よい子ちゃんてのがイメージとギャップあって面白いね。ナタリーは神経質な姉にハマってたけど、スカ子は良い子もさることながら、そもそもクラシカルなのがあんま似合わないような気が。でも、最後のほうには段々それっぽく見えてくるあたりはやっぱトップ女優っすね。

で、史実ベースだしなかなか興味深いドラマなんだけど、ちょっと見せ方が甘いというか展開に緩急が足りず、世界観もキャストもいいのにもうひとつ盛り上がってこないのは『ゴールデンエイジ』的ともいえるかも。話が悲劇よりなせいもあってか全体的に色調も重たいし、ムードが暗い暗い暗い一辺倒なんだよね。結末は動かせないにしても、メアリーの女性的な美しさとか、アンの悪女っぽさとかを、もう少し華やかに見せてくれたら、もっとその世界に魅せられたような気もします。

消化不良な面もありながら、見せ場はあるし、なんとも、まあまあな感じ。あとから調べたら史実はメアリーが姉で、アンが妹なのね。なんで入れ替えたんだろ?
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by april_cinema | 2008-10-25 00:00 | Starter | Comments(0)
2008年 10月 25日
感想_ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢
b0130850_1465952.jpgもうちょっと熱が見えれば! 『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』10月25日公開。アメリカ・ブロードウェイの伝説的ミュージカル『コーラスライン』の再演オーディションに多くのダンサーが集結。そのオーディション風景と、1976年当時のオリジナル映像を交えて、ダンサーたちの夢と情熱の行方を追う。
映画「ブロードウェイ ♪ ブロードウェイ」公式サイト

最初はけっこー興味深く見たんですよ。オーディションの裏側!って感じで、この子たちはどうなってくんだ!?ってさ。緊張感もあって、まあ、テレビのドキュメンタリー番組を見てる感覚と同じね。ちょいちょいオリジナル版も差し込まれるので、『コーラスライン』てのがどういうものかっていう輪郭もわかるようになっているしお勉強にもなります。

なのだけど、そのテンションが最後まで続かず途中で飽きたー。参加者の裏側は思ってたほど掘り下げられず、一通りのキャラクターをなめたらあとはけっこうあれよあれよ。それ以上の各キャラの葛藤とかにフォーカスするわけでもなし、ブロードウェイのなんたるかに迫るわけでもなし、ただオーディション風景をなんとなく垂れ流すのみ。もちろんそれはオレらが普段目にするものじゃないから、新鮮ではあるけど、さすがにそれだけじゃー90分とはいえ飽きちゃうわ。

審査する側はオリジナル版の関係者たちってのも、なんとなしエゴイスティックに感じられた部分もあり。オーディション受ける側、選ぶ側、どちらかだけでも、もっともっと掘り下げてくれれば大感動になった気がするけど、立ち上がり面白かっただけに尻つぼんでしまった感があり。もっともっとアツいの希望!
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by april_cinema | 2008-10-25 00:00 | Starter | Comments(0)
2008年 10月 25日
感想_ICHI
b0130850_1492883.jpgあっちゃ〜、いまICHI(とか言ってるオレもいまICHI)。『ICHI』10月25日公開。盲目の女、市。ゴロツキに襲われているときにある武士と出会う。がこの武士、剣を握る手も震えるほどの臆病者。がしかしなんとなく道連れ、ともに旅してたどりついた村は、ある悪漢たちによって村存亡の危機を迎えていた。市、そして武士、それぞれの己との戦いが始まる。
2008年10月25日(土)公開「ICHI」公式サイト

『座頭市』、観たことないんでなにとも比較できません。よって純粋にこの作品のみの感想ですが、つまらんかったわー。企画自体はアリだと思いますよ。盲目の剣士を女性設定にするってのはね。がしかし、綾瀬はるかでは残念ながらその孤独感も壮絶さも出せなかったよ。演技力というのもさることながらそもそものイメージの問題でしょう。やっぱスイートすぎますよ。『ハッピーフライト』のキュートなCAがどんだけ似合うか。

話のテンポもやけに遅くって、2時間かけるわりに水戸黄門1話分くらいの話しか進んでない。殺陣の映像も部分的には面白いんだけど、あくまで部分。全体としてはやっぱ緊張感も迫力も、2時間もたせるレベルではなかったっす。さらに、窪塚君は相変わらずの窪塚回しで、とても時代劇のそれとはとても思えないし、どうにも見所を見いだしづらい作品でした。強いて言えば、すっかり悪役しか回ってこない中村獅童がサスガだったってことくらい(そういや『レッドクリフ』もだw)。

綾瀬はるかの可愛さも、微妙に出番少なくて、なんとなく半減〜。残念! 斬!!
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by april_cinema | 2008-10-25 00:00 | Reserve | Comments(0)
2008年 10月 25日
感想_ホームレス中学生
b0130850_891957.jpg原作通りっちゃ原作通り。『ホームレス中学生』10月25日公開。中学生の裕は夏休み初日、家に帰ると…、なんやこれ、家、入れへんやんか! 途方にくれる兄弟の前に現れたお父さんは「解散!」のひとことを残して去ってしまった。兄ちゃん、姉ちゃんに心配かけたくなかったボクは、公園で寝泊まりを始める。言わずもがなの大ベストセラー映画化や〜!
ホームレス中学生

うーん、原作のよさはなんとなーく損なわれちゃったかなー。原作からは、田村の人のよさというか、素直な感謝の想いとかがシンプルにつづられてて、その素朴さと正直さがとても気持ちがよかったのよー。それが映画からは特に感じられなかったのよねー。別に素直に映像化してるから、どこが悪いとかそういうのは全然ないんだけどね。エピソードもほとんど全部拾ってるし。けど、どうしても少し演出が入ってしまうことでなにかが損なわれてしまった気が。本だと思わず笑っちゃうシーンも笑えなかったぜ。申し訳ないですが。

キャストは、どう考えても徹平君じゃないよねぇ。童顔つったってさすがに中学生には見えないし、クラスを盛り上げるひょうきんキャラにも見えんぜ。まあ、そんなこといってもしょうがないけど。その他は収まりよし。池脇のちーちゃんがえらい丸っこかったのはなぜなんだろーか。

原作を読んでないほうが受け止めやすいかもしれないけど、それはそれで軽く見えちゃうのかも。多分、家族って方向に落とすよりも、田村少年が、中学生という思春期だからこそ感じたイロイロを、青春路線で抽出していったほうが良かったんじゃないかなーって思います。
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by april_cinema | 2008-10-25 00:00 | 6th-man | Comments(0)
2008年 10月 23日
感想_チャックとラリーのおかしな偽装結婚
b0130850_283927.jpg作りは甘いけどいい話〜。『チャックとラリーのおかしな偽装結婚』DVD鑑賞。消防士のラリーは、妻を亡くし子供2人と暮らす男やもめ。危険と隣り合わせの仕事のため、自分に万一のことがあったときの年金受け取りを子供たちにしようとすると、システム上それができないと知る。変更に必要な条件に受取人の結婚を見つけたラリー。亡き妻を忘れられない彼は、消防士仲間のプレイボーイ、チャックとゲイのふりをして男同士で偽装結婚することを計画する!

DVDスルーだった、お下劣ネタがぼんぼん飛び出す、やや濃い口のアメリカンコメディ。バカ受け〜って感じじゃないけど、ちょこちょこ笑えて、とてもカラっとしてるのでなんかいい気分。ちょっと下ネタ多過ぎるけど、それも明るくこなしてるので、嫌らしさはないかな。くだらないけどね。笑

でもこれ、実はけっこーいい話に展開してくのよ。偽装結婚が周りにバレるにつれて、チャックとラリーは偏見の目にさらされる。それは、2人にとっても知らなかった世界。本人たちはなにも変わっていない(というかストレートだし)のに、露骨に彼らを敬遠する同僚たち。同性愛を認めない団体。そう、まずは愛の形にいいも悪いもないってことをわかりやす〜く説いてきます。

で、2人はそんなイロイロを敵に回しながらも、ラリーは子供たちのため決して負けない。チャックも、ラリーのために我慢し、最大限協力する。それは消防士として数々の修羅場をくぐってきたからならではの絆あってこそ。お互いを信頼し、リスペクトし、同士として愛しているからこその献身。クライマックスで紡ぎだされるそのソウルメイトっぷりは妬けますわ!

舞台はNYだけど、ブルックリンですらまだまだゲイへの偏見てあるのかしら? ってのはよくわからんけど。まあとにかく、決して隙がないわけじゃないし、完成度自体はあんまり高くないと思うけど、でもでもなんだかいい感じの1本。なかなかどうして、ちょっといい気分になれました。
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by april_cinema | 2008-10-23 00:00 | Starter | Comments(0)
2008年 10月 19日
感想_花とアリス
b0130850_0403564.jpgだめだ、好き過ぎる! 『花とアリス』DVD再鑑賞。高校入学した花とアリス。花は一目惚れした宮本先輩のいる落研に入部。ある日、宮本先輩が頭を打ったとき、花は宮本を記憶喪失に仕立て上げ、自分が彼女だったことにしてしまう。話を合わせるためにアリスも巻き込まれ…。
花とアリス ::アミューズソフト::

ショートフィルムを追いかけ、満を持して劇場で観て以来久しぶりに観たくなって。初見のときもすごく好きだったけど、輪をかけて見とれきってしまった135分、一瞬も目を離せなかったナー。もちろん大好きなシーンは覚えていたけど、忘れていた&見逃していたようなシーンを合わせて再構築してったら、前以上に好きになってしまった!

ひとつひとつが本当に丁寧でリアル。ストーリーが少女マンガちっくであり得ないという評も見えるけど、リアリティってあり得るかどうかじゃないと思うので、この映画はオレにはとってもリアルなんだわ。花とアリスのキャラクターや感情の揺れはもちろんのこと、ディテールがとにもかくにも素敵すぎるよ。花屋敷も、ガラクタだらけの有栖川家も、表情も、2人称の使い方も、カミングアウトも、風子ちゃんも。まあセンチメンタル好きじゃないとウケないのはわかるけど。

花の恋をベースにしているけれど、そこに映し出されるのはズバリ不安定な思春期全部の煌めき。序盤は晴れ、中盤は雨ばかり、そして後半には雨は上がる。これもきっと計算だよね。画の切り方が最高で、意味のないものにも意味がもたらされたその緩急は絶妙。短いシーンを積み重ねることで、さらさらとめくれていく何気ない瞬間と日常を、まるでアルバムを開いたときのように見せる手腕は見事のひと言。アリスとお父さんの中に生まれていたそれぞれの小さな変化は、花とアリスにはこの後にも物語が続いていくことを示唆する。花と宮本先輩が離れる日も来るかもしれない(きっと来るだろう)。アリスは仕事で嫌な目に会うかもしれない。花が引っ越すことになるかもしれない。アリスの母は再婚相手を連れてくるかもしれない。そういうのは2人がこの先、望む望まないにかかわらず体験していくもの。

だけれど、この先に何が起き、そしてそれも忘れ去っていくとしても、今この瞬間は確かにそこに在ったんだということ。海でトランプが風に吹かれたことも、雨の中黒ずくめで踊ってたことも、高座に立っても客が1人しかいなかったことも、いつかはそれこそ、机の引き出しの奥にしまわれて、ふとしたときにしか思い出さなくなるかもしれない。いや、きっとそうなっていく。だけどそれは悲しむべきことではないし、投げ捨ててしまうものでもない。その瞬間たちが積み重なって未来となり、未来があるからこそ過去がやさしい思い出に変わる。つまり変化は恐れるものではない、ということ。

そんな、なにげなく通り過ぎてしまうほとんどこそ、実はかけがえのない日々であり、青春。やがてそういう時代が過ぎ去ったとしても、ときどき取り出して慈しむことで、もしかしたら無くしたハートのエースと思わぬところで出会えるのかもしれない。思春期という脆くて扱いにくいものがこんなに美しいこと自体が、まさにその証明ってわけさね。そもそもハートのエースを無くさなかったら、もう一度出会うこともできないわけ。そう、すべての瞬間に愛しさの種は潜んでいるのです。

大好きな映画だったけど、改めて見てみるとやっぱりこの世界観はどうしようもなく好き。公開から4年以上たっても古くささはちっともないから、きっとまたいつか見返しちゃうんでしょう。今更言うまでもないことだけれど、蒼井優の煌めきは国宝級。これを観ると今はやっぱり痩せ過ぎかもー。
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by april_cinema | 2008-10-19 00:00 | Legend | Comments(0)
2008年 10月 19日
感想_アンソニーのハッピーモーテル
b0130850_0584555.jpg原点って感じだね、やっぱ。『アンソニーのハッピーモーテル』DVD鑑賞。精神病院から退院したアンソニーは早速、仲間のディグナンに誘われるまま強盗に入ることに。ボブを仲間に加え、一度は成功するものの、ささいな諍いから3人はバラバラになる。

好き好き大好きウェス・アンダーソンのデビュー作にようやく辿り着きました。いやーあんまし面白くなかったなー。というと語弊あるか、やっぱりクスクス笑いできるんだけど、それ以降のやつの方がおもしろかったよ。ウィルソン兄弟のルックスも今作のは好きじゃないし。

でも、後々の作品の原点となっている要素はいっぱい感じるよね。とりあえず登場人物がバカガキなこと、大体3人バカが集まること、その周りもやっぱりバカが多いこと、鼻にテープ、お揃いのユニフォームを用意したがる、音楽は不釣り合いにお洒落、まったく意味のないシーンが突如挿入される、などなど。ウェスの感性の原石ですわ。しかしなにこの邦題? でも原題『bottle rocket』ってどう訳すの?

最初から最後まで徹頭徹尾のバカ映画。こうして観ると、スタンスは変えずに、徐々に洗練されてってるんだな〜ってのがよーくわかりました。一通り見終えたところで、2週目したくなったなー。次回作は児童書のアニメーションなんだね。ボイスキャストにジョージ・クルーニー、ケイト・ブランシェットの名が! そしておなじみビル・マーレイにジェイソン・シュワルツマンなぞ。アメリカで来年11月公開予定ってことだから、日本公開(するなら)2010年でっかね。
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by april_cinema | 2008-10-19 00:00 | 6th-man | Comments(0)
2008年 10月 18日
感想_マルタのやさしい刺繍
b0130850_11304.jpgアッパレばあさんカルテット! 『マルタのやさしい刺繍』10月18日公開。夫に先立たれてからというもの、生きる気力を失っていたマルタ。しかしある日見つけたのは、若かりし頃に手作りした刺繍入り下着。そう、マルタの夢はランジェリーショップを開くことだった。忘れかけていた夢に再び出会ったマルタは、友人3人の力を借り、いよいよ開店までこぎつける。が、保守的な村人たちは、マルタを破廉恥扱いするのだった。
マルタのやさしい刺繍

いやー誰が観たっていい話でございます。おばあちゃんたちが、いろんな逆風を乗り越えて、新しいものにチャレンジしていくのですから。それも、ただ昔の夢を引っ張りだすだけじゃなくて、自動車免許を取ってみたり、コンピュータを始めてみたりと、意外に今の時代に即しているところもいいじゃない。懐古趣味じゃないから、普通に安心して楽しめる類いの映画ですね。

が、手放しで賞賛できるほどではなかったとうのもホント。話にデプスがなくって、↑以上のものは特になし。おばあちゃんたちから、彼女たちの歩んできた人生を思わせるほどの深みはなかったし、保守と革新という構図にもそれ以上の意味はもたせられず。刺繍にしたって、マルタの作るもののよさが画面上から感じられなかったのももったいないよ〜。もっと、刺繍のあったかみとか、刺繍がもつ良さを出してくれたらよかったのに。

でもま、キャストたちはひとくせありそうなおばあちゃまを好演してたし(特に主演の人は、目に強さがあるクセモノっぽさがよかった)、ごちゃごちゃいわなければ間違いなく悪い気のしない話。たまたま『ベティ』のあとに観たもんだから、少女時代にはじまって、人生の終盤にさしかかっても、扉をノックし続けていくのが人生だなー、なんて思ったりもしましたわ。あと、11月には『ヤング@ハート』なんつーこれまたがんばるお年寄りの話も(ドキュメンタリー)。負けてられませんな!
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by april_cinema | 2008-10-18 00:00 | Starter | Comments(0)