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2011年 09月 23日
感想_スリーデイズ
b0130850_1083928.gif忠実かつ濃密に。『スリーデイズ』9月23日公開。愛する妻ララが殺人容疑で逮捕された教師のジョン。妻の無実を信じてあらゆることをするが、容疑を晴らすことができず、絶望したララは自殺を図る。一命を取り留めたララのため、ジョンはあることを決断する。それは、妻の脱獄計画。ララが移送されるまで残された時間は、あと3日。
映画『スリーデイズ』公式サイト

フランス映画のスマッシュヒット『すべて彼女のために』のポール・ハギスによるリメイク版。これは楽しみだね〜と拝見し、なるほどオリジナルには忠実に作りつつ、オリジナルに足りなかったかもしれないものを肉付けしていった感じで、おもしろかったな〜! オリジナルのしっかりした骨格をベースに、欲しいところに欲しい筋肉を増強した感じ。バランスを壊すことなくより強くタフになって帰ってきました。

加わったのは、まずはリアリティ。脱獄経験のある人間に脱獄の仕方を聞くという奇想天外なメソッドが、なんだか説得力あるように見えたのはディテールをより時間かけて積み重ねた結果。オリジナルは比較的あっさりそこが流れたので、ちょっと無謀過ぎる?とも思ったけどこちらはなんかありえそうって思ったわ。そして脱獄させてからの展開はさすがハリウッド。警察の追いかけて来るスピード、市内の交通封鎖、駅は拘束の警察配置など実際に起こりうる展開をしっかり用意し、ジョンとララがその困難に挑んでくのはスリリング〜。クルマから身投げしようとするシーンも強烈だったな!

でも一番大事なオリジナルのコアをちゃんと尊重したのがやっぱりキモなんだよね。それは妻の無実をただただ信じるジョンの愛情。物的証拠はすべてララの殺人を示していながらも、それを上回る確信で行動するジョンに胸を打たれちゃうんだよ。最後にはオリジナルにはなかった救いのボタンを入れるあたり、ポール・ハギスからの憎い贈り物ってか。

ソリッドでエンターテインメントな1本。オリジナルを見てても見てなくても楽しめることは間違いなし。
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by april_cinema | 2011-09-23 00:00 | All-Star | Comments(0)
2011年 09月 23日
感想_親愛なるきみへ
b0130850_10211452.gifぬるいぜ。『親愛なるきみへ』9月23日公開。米軍兵士ジョンは、2週間の休暇で故郷のサウスカロライナに戻り、そこで美しい大学生サヴァナと出会う。住む世界の違うふたりだったが、運命的な出会いは、あっという間にふたりを結びつける。しかし2週間はあまりにも短く、再会を誓い任地へと戻るジョン。任期が終わるまでの間、手紙によって愛をつなぎとめるふたりに、過酷な試練が降り掛かる。そしてジョンの手元に届いたのは、サヴァナからの別れの手紙だった。
映画『親愛なるきみへ』公式サイト

『きみに読む物語』の原作者で恋愛小説の神とも言われるニコラス・スパークス作品の映画化。う〜ん甘々だったぜ。てか温かったぜ。ひと昔前の安っぽい恋愛ドラマだったな。すべてが運命の名で片付けられちゃう感じで、出会って恋して離れて別れて再会して別れには隠された秘密があって、と。わりとそのあたりがきれいに順番に描かれて行く感じで、淡々としちゃったかしらね。意外性がないというか。王道すぎて先読みできてしまうのですよ。

ジョンの背景がなんか微妙。自閉気味の父がいて、それもあって心を閉ざし気味のジョン。でも血の気が実は多くてちょっと難しい男なんだけど、サヴァナにはけっこう簡単に心を許してたな。まあ美女に惚れちゃうのは仕方ないかもしれない。逆にサヴァナは、こんなキレキャラのジョンにそこまで簡単に惚れたのはなんだったんだ? 周りがナンパすぎてマッチョな軍人がレアだったから? まあいいだろう。恋とはそんなもんだ。でも、出会ってからのわずか2週間で決定される運命というのはさすがに腑に落ちないけどねー。そんな簡単じゃねーだろ。手紙のやりとりもいまいちシュっとしなかったしね。

ジョンを演じたのはチャニング・テイタム。甘めルックスしかし筋骨隆々なあの感じはよかったなー。対するサヴァナには旬の女優アマンダたん。相変わらずのドールフェイスで裕福な家庭の女子大生はハマってたかな。でも最後の疲れた女はやや無理あるような、意外とはまってもいるような…。でも、なんか半年前はアマンダにお熱だったボクですけど、ちょっと落ち着いちゃった。今やすっかりクロエに萌え萌え。

なんでもいいからラブストーリーが見たいの!って人にはいいと思うけど、ある程度の質を求めるならここはスルーかなー。別に変な作品じゃないんだけど、あんまり盛り上がらなかったな、というところです。にしても9.11をフックにする作品がここにきてちらほら見られるなー。10年たって、ひと区切りということなんでしょうか。
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by april_cinema | 2011-09-23 00:00 | Starter | Comments(0)
2011年 09月 23日
感想_僕たちは世界を変えることができない 。 But, we wanna build a school in Cambodia.
b0130850_8411543.gifそれでも変えられないというのか!? 『僕たちは世界を変えることができない』9月23日公開。なにか物足りなさを感じる日々を過ごしていた医大生の甲太は、偶然見かけたチラシに目を留める。150万円でカンボジアに学校を建てよう、というメッセージに感化され、仲間たちとサークルを作り、イベント収益や寄付を募り150万円を貯めようとし始める。半ばノリではじめた活動だったが、カンボジアを訪ね、内戦の傷跡や現状を目の当たりにして、意識が変わり始める甲太たち。しかし、それとは裏腹にサークルはバラバラになりかけていた。
映画 | 僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. | 公式サイト

実際のできごとをベースに、半ドキュメンタリー的に作られたフィクション。は~、震災を受けたこのタイミングで、そして一度とはいえボランティア体験をした後に観ると刺さる内容だなぁ。カンボジアも去年行ったばかりで親近感あるし、すべてがリンクしちゃったよ。フラットに観られなくて、映画としてどうなのかはわからないや。でもここで描かれてるのは確実に世界に必要なことで、多くの人が見て何かを感じてほしいと素直に思います。

序盤はもんのすごくナナメに見てしまったの。向井君は特別上手な役者さんではないと思うし、大学生ノリがある種のステレオタイプで、まあ実際に存在する世界ではあるんだろうけど、薄っぺらでヌルい、いやーな感じでした。でも、映画同様、カンボジアに行くところから転調するわけです。プノンペンには行ったことがないから、あの資料館もキリングフィールドも初めて観た。傷跡の生々しさが本当にすごいし、役者たちの素のリアクションもビビッド。これはもう映画関係なく歴史的悲劇なので、誰もが胸を痛めるはず。

なにげにここらへんまでの前半に時間を費やしていて、後半は一気の展開。向井君のパンツ一丁スピーチは確実に胸を捉えたし(向井君の、演技を超えたパッションというか想いを感じた!)、とどめは矢野っちの『青空』だよなー。彼の"なぜあの時歌えなかった"という気持ちが無茶苦茶濃く出ていて。やり直す機会が絶対にあると思っていたのになかったときの、あの悔しさ。無力感。ボクはとにかく、悔いを残した人の想いに触れるとものすごく共振しちゃうんだよな。やりたいのにできないあのフルフル感がさ…。そして演じた窪田正孝君、最高だったぜ。主要4人の中でベスト。いい顔してたし。これから期待だな~。どんどん出演させるべきだな〜。勝地君みたいに、"実力者だけど脇役人生"みたいにならないといいな〜。

世界は変わらないんじゃない。大きな世界をすぐには変えられなくても、小さな世界は数え切れないほどに変わったはず。求められてるのはそういうことなんだよな。ボランティアという行為の意味を考える今日この頃、しっかりと胸に届く1本だったと思います。
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by april_cinema | 2011-09-23 00:00 | All-Star | Comments(0)
2011年 09月 23日
感想_カンパニー・メン
b0130850_8495267.jpg大事なものを無くさなければ。『カンパニー・メン』9月23日公開。いつもの通り出社したエリートビジネスマンのボビー。しかし待っていたのは突然の解雇通告だった。リーマンショックによる株価下落からくるリストラをもろにくらったのだった。無情にも放り出されたボビーは再就職の道を探るが、まったくうまくいかない。勤続30年のフィルもまた次のリストラにあい、さらにはCEOの親友で一番の功労者であるはずのジーンまでもが首を切られた。突然職を失った彼らに待ち受けるものとは。
映画「カンパニー・メン」公式サイト

豪華キャストのアンサンブル! 主演のベン・アフレックはいいスーツ着る中堅エリートがよく似合うし、皮肉やエスプリ利かせたテキストがよくハマる〜。し、トミー・リー・ジョーンズの取っ付きづらそうだけど情に深く、苦労をもにじませる佇まいはこの人しかいないだろ!って感じだし、フィルに扮したクリス・クーパーの年輪を感じさせるあの存在感たるや…! 語らずして語るこの人は本当にすごい役者だなー。そしてケビン・コスナーはボビーの義兄としてブルーカラーに見事に扮してました。昔のイメージと違って最初気づかなかったわ。そしてこれがまたストーリー的にもいいアクセント。

お話はわかりやすいです。アメリカを突如襲った大不況、そしてそのあおりを食らうのは一般人。いやむしろ、うまくいってたはずの企業人たち。ドライに社員を切り捨てるアメリカ社会を背景に、放り出された人たちがいかに再生するのかを描いて行く。簡単に言ってしまえば、職をなくすのはすべてを失うことではないし、真に愛する家族や友人がいればなんとかやっていけるはずだ、いや、やっていかなくてはならないとそっと背中を押す。企業人として働くうちに見えなくなっていたことを思い出させてくれるという優しい視点。基本的には出て来る人たち、みんないい人なので安心してみてられます。ボビーの妻と子供たちの健気さったらもう、ボビーの果報者!

話は単純だけど、決して簡単な変化があってめでたしめでたし、とはいかない。でも最後の台詞がすべてでしょう「最悪、クビになるだけだ」。そう、命までは取られはしないのだ。そういう意味でフィルの行動は、誰もがそれはやってはいけない!って思ったろう。そういうことなんだ。手を差し伸べてくれる人は必ずいるはずだし、そういう人を大切にしなきゃいけない、というのが教訓だろう。ただ、そうも言ってられない逼迫した人もたくさんいるだろうな、というのはあるので、ちょっとファンタジー感はなくもない。もっと泥沼にはまっている人も多いだろうし、これは実際にたくさん起きたことだろうし。

でもほんと豪華キャストが過不足ない感じの存在感を示しててそれだけで見応えあり。他人事じゃないしオレもがんばんねーとな。うん。
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by april_cinema | 2011-09-23 00:00 | Starter | Comments(0)
2011年 09月 17日
感想_世界侵略:ロサンゼルス決戦
b0130850_011145.gifリアルなようなリアルじゃないような。『世界侵略:ロサンゼルス決戦』9月17日公開。ナンツ軍曹は長い軍隊生活に終わりを告げようとしていた。そこには自分の指揮下で兵を戦死させたことへの後悔が隠されていた。しかし、ロサンゼルスが突如、謎の生命体に襲われ、全米は一瞬にして壊滅状態に。だが市街地に残された民間人を救うためナンツ軍曹は舞台を率いる。そこにはナンツが死なせた兵士の弟や、結婚式目前の男らがいた。彼らは果たして滅亡寸前のこの街で人々を救い未知の敵に勝利することができるのか。
世界侵略:ロサンゼルス決戦 - オフィシャルサイト

『プライベートライアン』的な激しい戦闘を、宇宙人相手の救出&撤退&逆襲という三部構成でとことんやり尽したアクション大作。アーロン・エッカートってわりとインテリ変化球がお似合いだと思ってたけど、憂いのある軍人てのもなかなか悪くないじゃん。いい具合の枯れ感と、その中にあるカリスマ性が光ってたわ。彼を中心に、集まる舞台の群像劇的な性格ももたせてます。

が、静かなドラマはあくまで箸休め。添え物。大半は戦闘戦闘戦闘シーンで埋め尽くされて、それも圧倒的劣勢の中でしんどい戦いを繰り広げます。はっきり言ってあれだけ一瞬で街が壊滅させられて、どうしようもないほどの戦力差があることを考えると、あんな風に一部隊がサバイブするのってリアリティないと思いつつも、それを差し引けば濃厚なバトルが繰り広げられてました。さすが原題は「BATTLE LA」だぜ。

で結局のところいくら戦闘にリアリティがあったとしても、そもそもの根本的設定がSFなもんだから、ちっとも感情移入できないんだよね。敵が仮想敵に過ぎなくて、もうこれはあくまでフィクションであって現実とはなんの関係もありませんモードになってしまった。いやさ、もちろんいきなり宇宙人に攻め込まれることだってないわけじゃないと思うんだけどね。だったら『第九地区』的な説得力はほしかったよなー。モンスターの出現と人間ドラマがまったく別の軸で動いているのが根本的原因だと思います。

リアリティがあるんだかないんだか。好みがぱっきりわかれそうな1本。
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by april_cinema | 2011-09-17 00:00 | Starter | Comments(0)
2011年 09月 17日
感想_アンフェア the answer
b0130850_8522437.jpg中身なさすぎ。『アンフェア the answer』9月17日公開。あの事件後、北海道に赴任している雪平に驚くべき情報が舞い込む。元夫の佐藤が、東京で起きた連続殺人事件の重要参考人になっているという。その罠から逃げるため北海道にやってきた佐藤は、雪平に国外へ逃亡することを告げ、預かっていた警察の重要機密が入っているというUSBを返す。そして翌日、雪平の元に警察がやってくる。佐藤が殺され、現場に残った指紋から雪平は容疑者として拘束されてしまう。
[ アンフェア the answer ] OFFICIAL SITE

前作から4年たっての続編でしたが、、、すげーザルだったなー。豪華なキャストが続々と登場して、虚々実々的な動きをするにはしているのですよ。どいつもこいつも怪しいなー!って感じの。でも思わせぶるための行動ばっかりで、まったく筋が通ってないんですよ。だから、無駄に長い中盤がすっからかん。最後の最後、エンドロールにかけての10分間で無理矢理謎解きみたいなことをオマケっぽく付けてくれちゃうけど、それもただの辻褄合わせにしか見えなくて、まったくもって必然性がなかったわ。

だってさ、雪平がUSB持ってることをつかんでるんだったら、雪平を真っ先に消せばいいじゃないかよ。なにものすごく回りくどく容疑者に仕立てたり、逃がして泳がしてみたりしてるのよ。中途半端に猟奇殺人者とか使わなくていいからさ。あいつの行動も全然説得力なかったってば。佐藤浩市と篠原のラブシーンとか全然観たくありませんから。だったらもっとエロカッコイイ路線を押せっつーの。変な巻き戻ししての解説シーンも2度くらいあって、なんか古くさかったわ。全体的に、なんとかいろいろ話を膨らませなくちゃ!感が出てたなぁ。

警察上層部の巨悪ってのも、おなじみすぎて目新しさないし、アンフェアって言葉にももはやインパクトないし。アクションがキレてるわけでも、サスペンスとして唸らせるわけでもないんだから、せめてメッセージ性とかエンタメ性とかあってもよかったろうに。どうせ警察の巨悪なら『SP』あたりとクロスオーバーさせたらよかったんじゃないの? とかね。

相変わらず、篠原涼子は雪平が似合ってないと、ボクは思います。もっと情感あるウェット系希望。
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by april_cinema | 2011-09-17 00:00 | Reserve | Comments(0)
2011年 09月 17日
感想_アジョシ
b0130850_8585757.jpg韓国製ジェイソン・ボーンと芦田愛菜。『アジョシ』9月17日公開。世間との関わりを避けながら質屋を営むハシク。隣の小さな娘ソミはそんなハシクを慕っているが、ある日ソミの母親がマフィアの麻薬をかすめとったことで拉致されてしまう。ソミの身を案じたハシクは母子の救出に向かうが、母親は無惨な姿で発見され、ソミは行方不明に。ハシクは命を賭して、ソミの行方を探す。
映画『アジョシ』オフィシャルサイト

ウォンビン、超〜カッケー!!! 序盤はキムタクみたいな長髪で口を閉ざしながら、ブラックスーツに身を包んで寡黙アクション。後半は自ら髪を刈り落として(だけど仕上がり超クール、そしてサービス半裸ショット!)、鍛えたボディをちら見せしながらのガン×武術アクションで見せまくり。1人で20人近くを葬る無敵っぷりは、そう、まさしくジェイソン・ボーンそのもの! 途中で明らかになる国の暗殺舞台の一員だったって過去も、ダブるものありますな。いやそれにしても本当にクールだ。兵役してくるとやっぱカラダのできが違うってか!

そういうわけでアクションは格好いい! 出だしの質屋店内でのナイフ払いのけもスーパークールだったし、序盤のトイレ個室バトルもなかなか興奮した。手持ちカメラでぶらしたり、アングルいじったりってところも、ボーンシリーズに近いものがありつつ、オリエンタル武術の動きも加わってるのがやっぱりハリウッドとの違いね。ガン×肉弾×ナイフのミクスチャーがかなりイカス。がしかし、韓国映画は血をいとわないっつーか、ブシュブシュ出血しまくるので、スプラッター苦手な人にはきついところもあるかも。

その一方で、サスペンスとしての緻密さは全然なく、ディテールは端折って端折って。どうやって行き先探ったの?とか、銃弾抜いてくれた人は誰?ってかどこそこ?とか、細かいところ説明ナッシング。(勝手に)韓国の芦田愛菜ちゃんことソミとの人間ドラマもかなり弱いっす。ハシクの過去はわかったけど、それだけじゃーちょっとなぁと思うところも。

でもとにかくウォンビンが格好いいからそれでよしかな! さすがは四天王の一人。K-POP連中とはひと味違いますネ。髪型真似したいネ。
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by april_cinema | 2011-09-17 00:00 | Starter | Comments(0)
2011年 09月 17日
感想_ザ・ウォード/監禁病棟
b0130850_961656.gifわりと定石通り? 『ザ・ウォード/監禁病棟』9月17日公開。20歳のクリステンは、身に覚えのない放火の罪で捕捉される。連行された先は、精神病棟。見るからに怪しい患者たちと、厳しく彼女たちを拘束する病院スタッフ。なんとかそこを抜け出すためにクリステンは策を練るが、個室にいるはずなのに、見えない何者かの気配があちこちから感じられた。いったいここはどこ? なぜ私が!?
映画『ザ・ウォード/監禁病棟』公式
↑なんと公式サイトがFacebookという!

わりと昔からありそうな、サイコでショッキングなホラー。勘のいい人なら比較的序盤でオチの設定を予想するんじゃなかろうか←こういうと余計に予想ついちゃいそう。なんせわっちでもボンヤリこれはあれ系かなーくらいに思えたからさ。で、案の定そうなわけだけどさ。でもきっとそれは承知の上なんだろうね。わかっていても怖くさせる、ってのが監督の腕の見せ所と思ってるんじゃなかろうか。

でもま、別に怖くないというか、オールドスクールな感じなんよね。緊張感あるし、暗い色調とか不気味な音楽とかで目一杯スケアーな感じ盛り上げてるんだけど、なのに、でもどうせこのくらいのことしか起こらないでしょ?みたいな既視感に邪魔されちゃうつーか予測の範囲を出てなかったというか。怪しいようで、明らかに何かを隠している風情なもんだから、じゃあそれは何よ?って考えるとわりとすんなり答えの可能性にたどりついちゃう気がするのだすわ。考える間を与えないほどのスピード感じゃなかったし。

主演はアンバー・ハードちゃん。気ぃ強そ!系ギャルで、あんま好き顔じゃないんだよな、この手のは。その他の監禁されてる少女たちもなんか萌えなかったわ。こういう映画ってターゲッティング難しそ~。監督はジョン・カーペンター。過去に人気作があって10年ぶりだかの新作だそうだけど、往年のファンには喜ばれる感じなのかな?
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by april_cinema | 2011-09-17 00:00 | 6th-man | Comments(0)
2011年 09月 10日
感想_探偵はBARにいる
b0130850_830547.gifキャラ弱くね? 『探偵はBARにいる』9月10日公開。札幌・ススキノの探偵は、入り浸っているバーのケラーオオハタにある黒電話でのみ依頼を受ける。今回かかってきたのはコンドウキョウコという女からの奇妙な電話。ミナミという弁護士に会い、あることを聞けといううさんくさいものだが、相手の声にただならぬものを感じた探偵はその依頼を引き受ける。しかしそれは大きな過去と事件とつながっていた。
映画「探偵はBARにいる」2011.09.10 ROADSHOW【出演】大泉洋 松田 龍平

なにはらヒットしているみたいだけど、オレには刺さらなかったわ。大泉洋×札幌ロケ、探偵もの、相方は龍平と、おもしろそうな匂いは漂ってるけど、その実なんだかロートルな印象を受けてしまったのですけれど。依頼はBARの電話から、美女に弱い、なんやかや、っていう設定はいいんだけど、それがあんまりキャラクターに反映されてなかったような気がするんだよね。探偵さんが熱いのはわかるけど、なにが得意でなにに弱くて、そういうところはわりとおざなりになってたと思う。展開と見かけ上のキャラには凝っていたけどそれを演出で出せていなかったのではないだろうか。キャラ説明にあるものをそのまま用意した感じで平面的。大泉さんがやるから大泉さんぽいキャラにはなってたけど、それじゃーちょっとねー。

周辺キャストもなんか思わせぶりすぎるよ。地元の名士に西田さんで、謎の美女に小雪、のんびりしてるけど強い相方に龍平くん。バランスはいいのに、みんなあんまり魅力的じゃなかったよな〜。クレイジーな敵キャラで出て来る高嶋政伸は変なヅラで気持ち悪かったけど。あの辺りのドタバタしたアクションも昔っぽかったなー。

ミステリーとしてもなんか今更どうということもないし、どうもこれがヒットするってのはよくわからなかったわ。続編もあるらしいけど、ちょっと興味湧かないっす。ごめん!
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by april_cinema | 2011-09-10 00:00 | Starter | Comments(0)
2011年 09月 10日
感想_ミケランジェロの暗号
b0130850_8471784.gif鮮やかな手並み! 『ミケランジェロの暗号』9月10日公開。ユダヤ人画商のカウフマン一家は、国宝級のミケランジェロの絵を所有していた。ヴィクトルはそのことを親友のルディに打ち明けると、ルディはナチスにつき、その画を略奪。カウフマン家は収容所へと送られてしまう。しかしその画は父が用意していた偽物。ヴィクトルは画のありかをタテに家族と自身の命を救うため交渉を始める。
映画『ミケランジェロの暗号』公式サイト

なんてオモシロイ話なんだ! これ実話なんだっけ? ホロコーストがらみのお話の中でも出色の1本でしょうこれは。たいがいこの時代のユダヤ人は奪われるばかりで、カウフマン家も例外ではないのだけど、ただではやられずに対等かつスマートに危機的状況を脱していくのがなんとも爽快で痛快! テンポもよく伏線の回収も見事。暗号の謎はすぐにわかりはするものの、そこが焦点じゃないから十二分に楽しめちゃうんだわこれが!

しかもシリアス一辺倒じゃなくてなんだかユーモアがあるのがいいね。ヴィクトルがほんと知恵もあり勇気もあり、なおかつ窮地にあって笑いを忘れないあの姿勢がまた気持ちいいんだぜ。本当に持ってる人はああいう感じかもしれないなーっていう説得力もありつつ、それを演じるモーリッツ・ブライプトロイが絶妙にイイっす。ドイツ人俳優のエース級らしいけどそれも納得だよね。

もうあとは見てくれとしかいいようがないけど、悲劇の時代を鮮やかに駆け抜ける彼らにとにかく拍手を贈ってくれ!
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by april_cinema | 2011-09-10 00:00 | All-Star | Comments(0)