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2008年 12月 18日
感想_007/カジノ・ロワイヤル
感想_007/カジノ・ロワイヤル_b0130850_20144479.jpg後半に失速? 『007/カジノ・ロワイヤル』DVD鑑賞。「007」の資格を取得したジェームズ・ボンド。最初の任務は、世界中のテロリストに資金提供をする"死の商人"ル・シッフル。彼のテロ計画を阻止し、ついに1500万ドルという大金を賭け、カジノのテーブルでル・シッフルと対峙するボンド。監視役の美女、ヴェスパーとともに勝利したボンドだったが、ヴェスパーが拉致される。その先に待つ罠と、裏切りとは?
007/カジノ・ロワイヤル

初めての『007』シリーズ鑑賞。この作品がちょうど原点回帰といわれるもので、しかもジェームズ・ボンドがいかにしてジェームズ・ボンドになったかを描いているってことで初心者にはおあつらえむき。で、いきなりのド派手アクションで度肝を抜かれつつ、ダニエル・クレイグの端正かつ力強い存在感に魅せられましたわ。世界中をロケして回って、見目麗しく、なるほど世のスパイアクションにものすごい影響を与えてるってこういうことなんだろね。

オリジナルのカクテルとか、お約束とか、そういうのが生まれた背景を描きつつ、運命の女との出会いと裏切りで、青二才だったボンドが、簡単には人を信じなく、特殊諜報員としての性格を強くしていく様がよく描かれてはいます。が、その反面、国家レベルの大敵とポーカー勝負ってのは随分軽薄に思えますし、ヴェスパーとの絡みもちょっとお手軽で「運命」と言い切るほどではなかったような。もちろん裏切りがショックだったってのはわからんでもないけれど。

でもって、ポーカーが終わってからが長過ぎるんだよねー。ここで愛を育んでこその傷の大きさってことになるんだろうけど、その展開がチンタラポンタラ海辺でバカンス&勢いまかせで辞表提出ってのはどうなのさ。とは思いましたが、スパイエンターテインメントとしては十分に楽しめました。

by april_cinema | 2008-12-18 00:00 | Starter


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