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2009年 03月 07日
感想_パッセンジャーズ
感想_パッセンジャーズ_b0130850_10501254.jpg既視感は否めないのだ。『パッセンジャーズ』3月7日公開。飛行機墜落事故が発生し、生存者は5名。セラピストのクレアは彼らのグループカウンセリングを担当。しかし彼らの記憶は食い違い、やがて一人ひとり姿を消し始める。さらにもう1人の生存者エリックは、躁状態でクレアを口説いてくる始末。怪しい隣人、尾行してくる航空会社の人間、調べるほどに謎が生まれ、クレアは混乱し追いつめられていく。
パッセンジャーズ

話がいったいどこに向かっているのか、わからないんだけどなんとなく気になる感じ。というかなにかが引っかかる感じ。違和感。に、わりと早い段階で、なんかアノ映画を思い出すなーなんて思ってたら、やっぱりそっち系でしたか、というオチ。ネタバレになるのでタイトル出しませんけれど(タブーだという説もあり)。終わってみて、やっぱりね、と思う気持ちと、もう少し捻りようがあったような気もしなくないという気と半々。

解せないというような点は特にないんだけど、ひとつひとつのエピソードにパンチがなくって、ちょっと退屈してしまうのですよ。この話が先にどう絡んでくるのか予測がつかないのに、それがいまいち印象薄いんだもん。最後には収束するんだけど、そんときに前半がうろ覚えでごめんなさいみたいな。まあ、クレアの状況を鑑みると、それも必然なのかもしんないけどね。ということで、つじつまはあうけど、単におもしろくないの。さらに言うなれば、最終的に描きたかったのはどういう感情なのかさっぱりわかりません。飛行機事故という極端な状況で炙り出したかったのは果たしてなんだったのか。ただの不思議物語を並べただけでは、心にゃ響いてこないわな。

アン・ハサウェイは何度見てもはっきりきっぱりフェイスで、ひっつめ髪からチラシのようなナチュラルウェーブまで変幻自在。なにやっても顔の印象以外あんま残らない気がするけど、謎に翻弄されてく役が似合ってたようにも思います。

わかりやすいオチゆえ、消化不良感はなし。小粒で、可も不可もないといったところでしょーか。

by april_cinema | 2009-03-07 00:00 | Starter


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