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2008年 11月 03日
感想_レッドクリフ partⅠ
感想_レッドクリフ partⅠ_b0130850_1192492.jpgなーんて壮大な前フリ! 『レッドクリフ』11月1日公開。中国三国時代の手前。丞相・曹操は帝を操り大いなる権力を手にし、新野にて劉備を撃破。さらには呉の孫権を討伐すべく軍を進めていた。敗走した孔明は劉備に天下三分の計を説き、呉と同盟を結ぶべく単身乗り込む。老臣たちの保守論を鮮やかに論破し、美周朗こと周瑜と対面した孔明は、その才気によって互いに惹かれるものを感じながら同調。かくして、劉備と孫権は赤壁にて八十万にものぼる曹操軍を迎え撃つ!
レッドクリフ

直前まで知らなかったけど、これ前後編の2部作でした。ということで、前編は赤壁開戦前夜まで。大半は人物紹介に終始した感じで、こりゃ後編見ないとなんともいえんね。でも、三国志好きなエイジアン男子としては楽しんじゃうわけですよ、いろいろと。長坂坡の戦いキター! とか、出た、八卦の陣〜!! とかね。この辺は物語を知らない人にはなんのことやらでしょーなー。

てことでキャラクター。トニー・レオンの周瑜は、もうちょっと若さからくる美しさがほしかったけど、まあよしとしよう。金城の孔明は意外にハマってて納得(ちょいコミカルすぎるけど後編は締めてくるはず)。チャン・チェンの孫権はかなりクール。いいね、この3人、いいね! しかし、関羽、張飛、趙雲のビジュアルがカッコ悪いよ〜。イケメンを立てないんだったら、もっとメイクしてマンガちっくにデフォルメしてもよかったんじゃないかなぁという気が。先の美3人とギャップありすぎ。時代を超えても今に通じる英雄たちの人間的内面を描くにしたって、見た目はもう少しがんばってほしかったような。まあオレん中の脳内イメージの問題か。あ、甘寧を演じた中村獅童は、よかったなー。相も変わらずのちょいワルでしたけど。

戦闘シーンは、まだ歩兵&騎馬戦なので、人海戦術はすごいけど、心動かされるほどスゴイというものはなし。このくらいじゃ反応できないわ。『ボーン』シリーズくらい、個の戦いをスピード感もってやってくれると、人海戦術とのメリハリがついてカッコよかったのでは。周瑜のジャンピングぶっ刺しとか、張飛の体当たり馬倒しとか部分的にはおもしろかったけどね。ちょ〜っと間延びしてました。音楽もなーんかダサイんだよなー。

しかし三国志って、欧米圏にはなじみ薄いだろうし(アジア版グラディエイターだとさ)、女子とかにもさほど浸透していないだろうところで、前編だけでどれだけキャラクターや相関関係がわかるのかは微妙。前知識があるからすんなり入れたような気もするし、かといって天地を喰らうまでやりこんでる人間には物足りないし。孔明と周瑜の最初のやり取りとりって孔明がもっと炊きつけてたはずだよね(from演義のほう)。もっと"智と智が会えばまとまるが才と才では角つきあわす"を見たかったし、劉備軍のキャラのエピソードももう少しエッジを立ててやってほしかったぜ。まあすべては後編を見てからかなー。水軍大炎上、早く見たいもんです。

三国志、猛烈に読み直したくなったことは確か。萌ェェェェェ!

感想_レッドクリフ partⅡ―未来への最終決戦―

by april_cinema | 2008-11-03 00:00 | Starter


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