2007年 08月 28日
感想_幸せのレシピ
b0130850_8203742.jpg幸福は自分が決める。『幸せのレシピ』9月29日公開。ケイトはNYのレストランで腕を振るうシェフ。規律正しく、自分の味を信じる彼女は時にお客と衝突するほどの頑固さ。そこに、不幸な事故により同居することになった姪のゾーイと謎の料理人ニックが出現。2人の異分子がケイトの生活に影響を与え始める。ケイト、ゾーイ、ニックは心を通わせることができるのか。
幸せのレシピ

とにかく押し付けがましさがないので、すごい好感持てる。お手軽お涙でもご都合ハッピーでもないし。キャラ造形はありがちなようでいて、彼らが抱える問題はとてもリアル。でもそれを誇張し過ぎず、体温のあるものとして描いているから、知らず知らずに彼らに同調し、応援し、時には反発もできるのだね。感情を安易に喋らせず、表情と行動でこちらに伝えてくるところもいい感じ。

例えば他者を踏み込ませず、ゾーイに戸惑うケイトは彼女を抱きしめてあげることができない。でも一歩近づけたとき、自然にゾーイを抱き寄せていた。ゾーイは最初、拒食によって母の死という痛みを自らに課す。「ママを忘れそうなの」という言葉と涙はこの映画のハイライトの1つで、母親の死を受け入れつつある自分を無意識に責める姿に思わず涙。彼女たちが、不器用ながらも一歩前に進む姿は自然な感動を呼ぶのだよ。

欲をいえばニックはもう少し時間をかけて描いてほしかったなー。せっかくの魅力的なキャラとアーロン・エッカートの雰囲気が活かし切れてはいなかったかも。最初は総柄パンツばっかり履いてたのに、後半は意外にフツーのパンツだったのも、あれ?って感じ。もったいない! 『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイルちゃん、今回は愛らしい少女で素晴らしい演技。ロリ魂を強烈に刺激してくれましたw
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by april_cinema | 2007-08-28 00:00 | All-Star


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