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2009年 05月 01日
感想_デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく
感想_デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく_b0130850_11565795.jpgなんか突き抜けないの。『デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく』5月1日公開。競合会社のB&Rとエクイックロムは日頃からシェア争いを繰り広げ、CEOが火花を散らす。そんなとき、B&Rが途方もない新製品を開発したという情報が。エクイックロムはそのネタを横取りするために元CIAのクレアをスパイとして送り込み、さらに元MI6のレイを雇う。実はこの2人にも浅からぬ因縁があって…。
『デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく』~5.1(FRI)、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー

なーんか緊張感が足らんというか地味というか…、まずまず及第点のミステリだとは思うんだけど、オチにしてもキャラにしても設定にしても今ひとつ目新しさがないんですわ。なにがどうなるかは気になるんだけど、なんとなーく収まるところは雰囲気でわかってしまうというか、そんな感じ。このノリならもっと洒脱にオーシャンズくらい派手にしちゃってもいいような気が。

メインどころはクレアとレイの、どっからどこまでが本心なのか、っつーところだと思うんですが、過去のエピソードを小出しにするのはいいんだけど、テキストがいまいちシャレてないのが残念。フラッシュバックのたびにわざとらしく虚々実々を出されても、段々飽きてくるというか、いいから早く先に行って!って感じ。2人の芝居はいい雰囲気なだけに、もうちょっと会話の妙みたいなのが観たかったかしら。あとは、オチの見せ方がいまいちスマートじゃないのも減点ポイント。しかも新薬がソレですか…。ジョークのつもりかもしんないけど…。

ま、最後は伏線を一気に回収してて、そういうことねー、っていうオチはついてるので、楽しめないことはない。ただ、これよりもっと面白いサスペンスものはけっこうあるよね、ってことです。

by april_cinema | 2009-05-01 00:00 | Starter


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