2009年 05月 29日
感想_ラスト・ブラッド
b0130850_112411.jpgまたまた吸血鬼でっか。『ラスト・ブラッド』5月29日公開。1970年日本。400年以上前に血の動乱の中で生まれたオニたちが、今も人間の血を求めてはびこっていた。人の姿を見分け、そんなオニを斬り続ける少女サヤ。オニを殲滅するための組織と手を組んだ彼女は、悲しい宿命を背負ったままオニゲンを探していた。父の恨みを晴らすため。
映画『ラスト・ブラッド』公式サイト

元は長編劇場アニメだったそうで、大ヒット作らしいけど知りまへんでった。にしてもこれはかなり合わなかったなぁ。前情報は例のごとく入れてませんでしたが、ヒト対オニというかなり昔からありそうな設定がどうにもクラシックすぎて。出てくるオニのクリーチャーも、目新しさのないビジュアルで、今時のゲームやゾンビ事情を考えれば(いやあんま知らないけど)それほど目を引くものじゃなし。VFX×ワイヤアクションも、派手ではあるけど、それだけでお客呼べるってほどじゃなかったと思うわ。

どんなアクション大作でもホラーやスリラーでも、やっぱり背景がしっかりしてないとのめりこめないよね。今作も、オニの存在理由は特に触れられないただのモンスターだし、ヒト側の組織もただいざこざしてるだけで、かなり緻密さに欠ける行動。でもってエースのサヤは、背景こそ語られはするものの、いまいち説明不足というか、なんか設定上のキャラクターに息や体温を吹き込むようなディテールが足りなかったように思う。2次元的な存在に見えたもんね。その存在に葛藤するような描写がもうちょっとあると良かったのでは。チョン・ジヒョンはセーラー服からワイヤアクションまでがんばっていたとは思うけど。

そして、なぜかところどころに驚愕の日本語吹き替え。しかもクライマックスが全部。チョン・ジヒョンの日本語がまだいまいちだったからなのか、そのせいでピュアジャパニーズの小雪にまで吹き替えがかぶせられるという本末転倒っぷり。だったら最後まで英語でやればいいのに。世界公開しちゃうわけでしょ、これ?

ちょっとこれで満足できるオニはいてもヒトはあんまりいないような気がしますわ。原作ってどんなんだったんだろ?
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by april_cinema | 2009-05-29 00:00 | IL


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