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2009年 05月 30日
感想_ROOKIES -卒業-
感想_ROOKIES -卒業-_b0130850_23364115.jpgオレも汗と泥にまみれたいなー。『ROOKIES -卒業-』5月30日公開。川藤が復帰して、いよいよニコガク野球部は甲子園をめざす最後の夏が始まろうとしていた。新入部員はわずか2人。濱中は勘違いから平塚を崇め、鳴り物入りの赤星は部活に参加しようとしない。そんな赤星が上級生に絡まれるのを見た御子柴は、赤星を助けた代償として足を骨折してしまう。はたしてニコガク野球部は、本当に夢をつかむことができるのか? 明日はきらめくのか?
ROOKIES -卒業-

テレビドラマは見てないわけですが、困ることなし。ついていけなくなるような過去のエピソード絡みもなく、そもそもキャラクターと関係値は超わかりやすい。で、まあなんといっていいかわかんないけど、完全に気持ちで観る映画。ど真ん中のどストレート、わかってんのに手が出ない! ピッチャーで言うとルーキーの頃の小林幹英みたいな感じかなー。特別球が早いわけでも、針の穴を通すコントロールでも、魔球のような変化球でもないんだけど、とにかく気持ちを全面に出しておさえこんじゃう、みたいなそーゆー映画。要するに熱血中の熱血ですよ。きっとドラマもこうだったんだろーな。演技もセリフも展開も、なにもかもがtoo much!

なので野球映画としては観られたもんじゃないのです。撮り方も上手じゃないし、仕方ないとはいえキャストの野球レベルも高くない。青春映画としても全然リアルじゃない。ナイーブさもない。でも、熱血映画としては100点。で、わっちは熱血が嫌いじゃないわけで、サルでもわかる展開でも普遍的なものならつい肌は泡立ち、心は震え、ああ熱くなれるって素晴らしいなぁ!と思ってしまうんです。体育会系の部活動経験者なら大半がこの気持ちわかるんじゃないかなぁ。

そしてこれを見て、自分がなんでこの年でマラソンとかに打ち込んでいるのかがわかったよ。やっぱオレも勝負したいんだわ。大人になって、肉体を駆使して真剣勝負できる場所ってないんだよね。だから、そういうフィールドを求めた結果、マラソンに辿り着いたんだと思う。

と余談でしたが、キャスト君たちはカラスさんたちとだいぶかぶってて2ヶ月連続はちょっと食傷気味でもありますが、男の子的にはこういう役やるのって絶対楽しいんだよね。不良美学的なものって、憧れるまではいかないけど、ちょっとかじってみたいキャラだもん。みんな思いっきり声張ってめちゃめちゃ熱血してましたわ。あー羨ましい。

ということで、好きな人にはちゃんと届きそうな映画。なんとなく認めたくない気持ちもなくはないけど、しっかり興奮させられました。

by april_cinema | 2009-05-30 00:00 | Starter


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