2009年 07月 25日
感想_クララ・シューマン 愛の協奏曲
b0130850_1543624.jpg旋律は美しいけどね。『クララ・シューマン 愛の協奏曲』7月25日公開。ロベルト・シューマンの妻、クララは優れた演奏家であり作曲家。しかし、病に苦しむ夫を助けながら子を育て、そして若き天才にしてロベルトの後継者と目されたヨハネス・ブラームスからの惜しみない敬愛を受ける。妻であり女であり音楽家であったクララ。2人の天才音楽家の間をたゆたうその人生を紐解く。
映画『クララ・シューマン 愛の協奏曲』公式サイト

なんつーか、かなり説明不足で、音楽偏差値低めのわっちにはちょっと理解しづらかったぜよ。ロベルトとクララの夫婦関係がどういうものだったのかもよくわからなければ、ブラームスのぞっこんぷりも唐突すぎてしっくり来ず。三角関係にしたって、すでに出来上がってしまっててなんか全然感情が見えてこなかったわ。そもそも、3人のキャラ自体もつかみきれんぜ。なんとなーくレベルのぼやぼやはあっても確信持てないのよね。全般微妙にわかりづらい空気。監督はブラームスの血筋にある方だそうで、ある程度その辺の相関をわかったうえで描いてるからかな、この温度差は。実際、この3人の関係ってのはクラシック界じゃ有名みたいですが。

前段の予備知識がないもんですからストーリーだけが先滑っていってしまって、ただ追いかけることしかできず。深い洞察ってのは感じなかったね。結局、クララの何を描きたかったんだろうか。2人の男の間での愛憎ってノリでもなく、女性が差別される時代に立ち向かった女っていう視点もそこまで強くない。かといって、ただのピアノ万歳な音楽映画でもないし。なんだか焦点がボヤけてんのですよ。何よりも、なぜ今この女性をフィーチャーしたんでしょ。

それでもしかしクラシックの旋律の美しさには一点の曇りもなし。さすがは時代を代表する音楽家。かなりたっぷり聞かせてくれたことは嬉しかったかな。今更ですがピアノって素敵な楽器ですね、ホント。
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by april_cinema | 2009-07-25 00:00 | 6th-man


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