2009年 08月 01日
感想_屋根裏のポムネンカ
b0130850_11371852.jpgb0130850_11372870.jpgチェコ雑貨好き必見。『屋根裏のポムネンカ』8月1日公開。そこはある屋根裏部屋のトランクの中。忘れられた人形やガラクタたちがひっそりと生きている世界。人形のポムネンカはガラクタのシュブルト、操り人形のクラソン、クマのぬいぐるみのムハのためにケーキを焼く日々。そんなある日事件発生! ポムネンカは悪の親玉フラヴァに攫われてしまった。彼女を救うため3人とその他の仲間たちが立ち上がる!
In the Attic 屋根裏のポムネンカ

とても想像力とぬくもりあふれる人形たちの世界! ひとコマずつ気の遠くなる作業で絵が描かれてくストップモーションアニメの、その手作り感に頭が下がるわー。しかもただの人形劇ってわけじゃなく、二次元イラストや実写まで織り交ぜたイマジネーションの塊みたいな世界なの。ファンタジーなの。ガラクタを使い切った造形やセットももちろん、雑貨好きにはたまらない世界観です。さすがチェコアニメ! 世界屈指〜。

そのかわりお話は思いっきりストレートに童話。なのでストーリー自体は大人の鑑賞にはちょっと耐えられないかも。こんな言い方すると怒られそうだけど、平たく言って全然おもしろくないです。要するにポンコツたちが力を合わせて悪者を倒してお姫様を取り返す話だからね。ヒネリや風刺は特にないよ。

でもね、このモノ作りスピリットはやっぱり見習いたいの! これだけの手間ひまかけてやっとこ75分の尺。きっとぼんやり思い描いているのよりもはるかに大変な苦労があるに違いない。ビジネスの側面から見ちゃうとなおのことでしょーよ。それでもこのハンドメイドにこだわり続けるってのは意義深いと思うわー。ちなみにポムネンカってのはチェコ語で「忘れな草」の意味だって。「私を忘れないでください」という人形たちの声が封印されたネーミングなんだね。

便利や効率重視の世の中が間違ってるわけじゃないけれど、こういうものも並行してこの先ずっと大切に遺って行ってほしいなと、切に思います。子供にはぜひ知ってほしいね、デジタルやゲームとは違うこういう世界を。
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by april_cinema | 2009-08-01 00:00 | Starter


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