2009年 08月 08日
感想_ココ・シャネル
b0130850_10361087.jpgいっぺんにファンになった! 『ココ・シャネル』8月8日公開。1954年、15年間のブランクからカムバックしたシャネルのコレクションは不評に終わった。しかしシャネルは次のコレクションの準備に取りかかり始める。自分の歩みを振り返れば、そこにはいつだってシャネルがシャネルたる所以があった。そう、彼女が生み出したのは流行(ファッション)ではなく、シャネルという"生き方(スタイル)"。
映画「ココ・シャネル」公式サイト

シャネルのこと全然知らなかったけど、こんなにもクールな女性だったなんてチョ〜感激! 波瀾万丈がどうのこうのというより、最初から最後までシャネルその人であり続けた生き様に感銘受けるわ〜。今となっては、ビッグメゾンすぎてブランドが独り歩きする部分も多々あるし、ビジネスの匂いがどうしてもつきまとってしまうけれど、そもそもはこのココ・シャネルという女性の強さ気高さが詰まったブランドなのね。しなやかで美しく、スマートな気品にあふれてる〜!

ってそもそも、孤児だったことも修道院育ちだったことももちろん知らないしお針子娘からパブで金持ちぼんぼんに見初められてそっから始まったのはなんと帽子のデザイン。そうシャネルってば帽子屋さんから始まってたんだねー。周囲の女子に聞いても、そのこと知ってる人はごくごく少数でしたわ。ごてごてした装飾過多な時代から、黒を用いたシンプルで動きやすいスタイルは女性というジェンダーの解放に直結。手に職の女性時代を思い切り先取りするシャネルの美意識にとことんしびれます。パーソナリティーもとんだ跳ねっ返り娘で、プライドが高くて、だけどそれが鼻につかずなんとも格好がよいのです。伝記映画としても十二分にカッコイイぜ!

シャーリー・マクレーンがそんな晩年のシャネルを演じてて、これがまたすこぶるノーブル格好いいの。姪っ子のカクテルドレスを引っぱがして、あっという間に"シャネル"に仕立て上げるシークエンスに完全に惚れ込んだわ。それから「香水をつけない女に未来はない」の決め台詞ね。詩人の言葉の引用らしいけど、No.5作りながらシャネルが口にすると説得力が違います。でもでも、シャーリー・マクレーンの出番が少な過ぎだよ〜! あんだけかっこいいんだから、もっと使ってほしかったわー。まあプロット上仕方ないだろうけど。

伝記映画って、こんな人がいたんだよ波瀾万丈でしたよちゃんちゃん、ってなりがちだけど、この映画は違うね。ちゃんと現代にも通じるスタイルが映し出されてるんだよねー。だから響く。シャネルというなじみのあるモチーフだから入りやすいってのもあるけれど、それ以上に今の人にもこんだけかっこうよさが伝わるんだから、その意義は推して知るべし。伝記映画でありファッション映画であり女性映画。メンズウェアを扱ってれば絶対買うのに!! しゃーないから、まずはてっとりばやく香水を買いに走るのだ〜!
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by april_cinema | 2009-08-08 00:00 | All-Star


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