2009年 08月 08日
感想_南極料理人
b0130850_2391375.jpgエッセイそのもの〜。『南極料理人』8月8日先行公開(8/22拡大公開)。1997年、南極越冬隊として昭和基地より1000km内陸にあるドームふじ基地へと派遣された8人の男たち。西村は料理担当として、極地唯一の娯楽とも言えるさまざまな食事を日々用意する。ペンギンもアザラシも、ウィルスさえもいないこの極寒の地。似たような日々の繰り返しの中登場するのは、ホカホカおにぎり、特大伊勢エビ、極厚サーロイン、時にフレンチフルコース、そして無性に食べたくなるラーメンetc。
映画『南極料理人』オフィシャルサイト

原作が実際の越冬隊の料理担当の方によるエッセイらしく(未読)、なるほどその空気感をカラッとパッケージしたであろうほのぼの映画。堺雅人を軸に生瀬さんをはじめズラリと演技派俳優をならべて、華やかさはまるでないけれど、マイナス54度の世界とはほど遠いちょうどいいほんわか温度を届けてくれるのです。実際にありそうななにげないやりとりと、そこから生まれるおかしみをそのまんまちりばめてて、ほっとできますね。

もちろん目玉は料理。映画界おなじみの飯島奈美さんによるスタイリングで、シンプル料理からゴージャス料理まで、なかなかに見目麗しく。食べたーい!と思ったのは伊勢エビのフライと、おにぎりですかね。あー美味そうだわー。

なんてことないやりとりが2時間超続くもんだからさすがにちょっと長過ぎるけど、それだけどのエピソードも切りたくなかったってことですね。ほとんどが基地の中での話なので(料理メインだし当たり前っちゃ当たり前か)、チラシにあるような雪と氷の世界(ロケ地:網走)があんまり出てこなかったのは残念。微妙にけっきょく南極大冒険を期待しちゃってたのが男心やね。でもまあ堺雅人のらしさは存分につまった世界観ではあります。鉄板キャスティング過ぎてヒネリないけど。

6月の『情熱大陸』でやはり南極観測隊の料理人が取り上げられてたけど(映画とは関係ないのかな?)、あっちのほうがドキュメンタリーならではのダイナミズムがあって楽しかったなー。出発前にひたすら料理メニューを考えて、片っ端から調理して、そのそばから次々フリーズドライ加工して、みたいな。南極にはカメラを入れられてなかったけどね。映画は、そういう知識的なへぇは少なく、牧歌的〜☆な雰囲気を楽しむものに。夏の清涼剤には悪くないかもしれまへん。
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by april_cinema | 2009-08-08 00:00 | Starter


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