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2009年 08月 08日
感想_未来の食卓
感想_未来の食卓_b0130850_103158.jpgオーガニック化は大賛成! 『未来の食卓』8月8日公開。フランス南部のバルジャック村では、すべての学校給食でオーガニックの食物に転換する試みがなされ、フランス全土はおろか世界から注目を集めている。未来のスタンダードになるかもしれないその村の様子と、フランスの農業事情とあわせてまとめたフードドキュメンタリー。
映画『未来の食卓』公式サイト

エコな昨今、食の安全てCO2削減とかよりもダイレクト。当然興味関心だってめちゃくちゃ高いわけで、この映画もまさにそんなハートのど真ん中に球投げてます。フランスでは口コミで異例のヒットを飛ばしたそうだけど、日本でもきっとスマッシュヒットになるんじゃなかろうか。すでに各メディアにばんばん取り上げられてるし、ちょっと前にやってた『eatrip』もかなり注目されてたようだし。中に描かれるのはなんのヒネリもありません。ストレートに食べ物とその環境への警鐘・警告であり、それを見直そうよ、という呼びかけです。片田舎ののどかな風景と、子供たちがオーガニックに興味を持つ姿がとても美しいです。

フランスの話なのでそのまんま日本にあてはめることはできないだろうけど、食回りの安全性が決してよろしくないのは日本も同じ。というか自給率で見たらもっと深刻。これを改革してくには、政治的取り組みが必要なことは確かだけど、個人レベルでオーガニックを取り入れるってのはかなり重要だなーと思うわ。わっちはなにせ自炊率ゼロ人間だからオーガニックの取り入れようもないんだけど、もしも自炊するなら多少割高であっても美味しいもの選びたいもんね。そう、有機は美味しいってのが何よりのトピックスなんだと思う。ちなみにこれまではケミカルだろうがなんだろうが、まるで気にしてませんでした。死にゃしねーよ、くらいの気持ちだったけど、死ぬね、ヘタすると。映画じゃ癌だなんだと有害食料からくるバッドな数字並べ立ててましたが、それを鵜呑みにするつもりはありません。

ただし、テーマが今っぽいだけで、ドキュメンタリー映画として面白いかと言われたらノーです。構成にも工夫はないし、へぇそうなんだね、ってナレッジの蓄積はあるけど、もっとバルジャックの人たちに寄ったほうが面白いものになったんじゃないかなーって思いますわ。やっぱドキュメントなら人を観たいぜ。

by april_cinema | 2009-08-08 00:00 | Starter


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