2009年 08月 22日
感想_ノーボーイズ,ノークライ
b0130850_19262898.jpgエ、そこで終わるの? 『ノーボーイズ,ノークライ』8月22日公開。裏稼業で財をなしたボギョンの下で麻薬の運搬を手伝わされていたヒョングと、その受け取りをしていた亨。珍しいことが続いた夜、彼らはある女を運ぶことになり日本へ。金のために組織を裏切る亨に巻き込まれたヒョング。母に捨てられた男と、家族という重荷を背負った男、似たところはなにもないふたりが、静かに共鳴する。
映画「ノーボーイズ,ノークライ」公式サイト

『ジョゼ虎』『メゾン・ド・ヒミコ』の渡辺あや脚本で日韓合作。主演はブッキーと、『ブレス』『チェイサー』のハ・ジョンウ。監督はキム・ヨンナムということで、ごった煮の印象ながら興味ありかつ不安半分だった本作。う〜ん、どうも渡辺あやの脚本て微妙に好みじゃないのかも。家族をひとつのフックにして、それぞれ違う物を背負いながらすれ違ったふたりの男なんだけど、その設定がけっこう極端ゆえ、簡単には感情移入できないのね。なんか改めて考えると彼女の書く本て、コンプレックスの塊すぎて苦手だわ。そのネガティブさがツライっす。

確かに部分部分は普遍的なものだから、誰にでもあてはめることはできるんだろうけど、なんかなー。セリフがかなり抑えられてて、安易に感情を吐き出したりしないのね。それはリアルではあるけど、伝わりづらいのよ。もしかしたら脚本と監督の食い合わせもあまりよくなかったのでは。どこがどうと言えないけれど、会話のリズムが悪いのと話が見えづらいのと画面暗いのとが合わさって、最初から最後までノリきれず。

原題は『The Boat』。不安定にゆらゆらと揺れ、いつ転覆するかもわからない感じは確かに出てたけれど、スカっとする瞬間は結局最後までなかったわ。韓国語セリフをこなした妻夫木君も、日本語の歌を歌うハ・ジョンウもよかったとは思うけどね。そして徳永えりちゃんは、いつの間にこんなぽっちゃりしてしまったんだろう?

連なる名前はメジャーだけど、かなり人を選ぶ映画。わっちは選ばれませんでした。
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by april_cinema | 2009-08-22 00:00 | Reserve


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