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2009年 09月 23日
感想_ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式
感想_ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式_b0130850_8184781.jpgすばらしい弔辞だ! 『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』8月1日公開。ハウエルズ家の長男は父の葬式を取り仕切るが、弔辞の段取りやその後の引っ越し、葬式費用のことで頭が混乱気味。ようやく親族が揃ったかと思えば友人のサイモンが誤ってのんだクスリでラリってしまって大騒ぎ。さらには父の愛人だったという男まで現れて、葬式どころじゃない騒ぎに! はたして父を無事に見送ることはできるのか!?
映画「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」公式サイト

なにやら巷で好評な本作品。なるほどちょっと笑えて最後にはいい話に着地する気持ちのいいヒューマンコメディでった。お葬式舞台の笑いって、いろんなところでちょこちょこ見る気がするけど、この映画でも笑いのツボはご多分に漏れない感じ。やっかいな親族ほかトラブルメーカーのドタバタで笑わせるタイプね。大笑いってわけにはいかないけど、温かく見守れる範囲。たまにくすり。

で、なんつってもラストですよね、この映画は。長男ダニエルは、作家として名を成した弟ロバートへのコンプレックスに苛まれ、そもそも気弱な性格もありってところを吹っ切っての名弔辞を披露。すべてのドタバタはこの言葉のための布石でした。人生は複雑であり、人間は完璧ではなく、でも家族を愛し善人であり続けること。それこそが家族に、周囲に愛されるために必要なことなんだろう、ってね。急速にグッと来てしまったです。

その他のキャラも限られた描写の中でしっかり描かれてて小粒の良品。90分という尺もいいね。楽しかったです。

by april_cinema | 2009-09-23 00:00 | Starter


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