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2009年 10月 04日
感想_コーヒー&シガレッツ
感想_コーヒー&シガレッツ_b0130850_22455653.jpg独特のおかしみですな。『コーヒー&シガレッツ』DVD鑑賞。コーヒーとシガレットを前にした人々。ある者はカフェインを嫌い、ある者はニコチンを悪くいい、それでもそれらを手に繰り広げられるいくつもの会話。キャストが実名で登場する11の短編集。
コーヒー&シガレッツ

ジム・ジャームッシュが好まれるのってこういう趣向だからなのかしら。おしゃれカルチャー映画の1本となんとなく捉えてましたが、まあまさにそうでしたわ。なにがあるわけでもなくコーヒーの前を通り過ぎる11組の登場人物たち。みんな実名でここに出てくれるあたり、監督の人望つーのもうかがえるってもの。

でもその会話が、確かにおもしろい。最初はあまりにも狙い過ぎじゃないかなーとか思ってたけど、だんだんとその世界にひきこまれたりするし、微妙にエピソード同士がリンクを初めて、あ、これが世界が共鳴体でどうのこうのってことか!と思うとまたおかしみが増すという。あれあれ、なぜだか癖になる。

コーヒーとシガレッツへのあえての風刺をこめながらもその中毒性が、そのまんま映画に投影されてる気がしました。毒だとわかってても止められません的な。ただのなんちゃっておしゃれ風で終わってないあたりが、ジャームッシュの腕ってことになるんだろうなぁ。って大してわかってませんが。

by april_cinema | 2009-10-04 00:00 | Starter


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