2009年 10月 10日
まっとうないい話というだけ。『引き出しの中のラブレター』10月10日公開。FMナビゲーターの久保田真生は、対立し何年も話をしていなかった父親を亡くした。ふっきれない想いを抱えたままの真生は父が出せずにいた自分宛の手紙を読む。そこには父の深い愛情が記されていた。真生は、そんな伝えられずにいる誰かへの想いを募る番組を企画する。何十年もすれ違う父と息子。母の心配をよそにシングルマザーになろうとする娘。両親に結婚を反対され恋人と疎遠になってしまった男。長崎に妻子を残し出稼ぎにきた夫。誰もが、伝えたいけれど伝えていない想いを抱いていた。 引き出しの中のラブレター 否定のしようもないものすごくまっとうなお話。中盤まではあまりにも凡庸すぎてどうにもならないなーと思いつつも、なんだかんだクライマックスはいい話だけにちょっと涙腺を刺激されてしまうのよねー。安いといえば安いけど、こういう想いを伝えるというテーマには響きやすいだけに、じーんときちゃう場面もあり。でも、あくまでそれは「いい話」ってだけなので、いい映画ってわけではないことはご了承ください。テーマ自体使い古されてる感あるし出てくるネタもかなりステレオタイプで、いろんな物語のダイジェストのようにも感じます。 群像劇ちっくにエピソードが張り巡らされてるけど、あまり巧みな脚本とはいえず、ちょっと狭い範囲で繋がり過ぎてリアリティはない。都合よすぎるだろう!と思わず口にしてしまいそう。登場人物の感情もかなり二次元的で深みもそんなに感じない。だけどね、こういう話は変に小難しくしたり、ぐるんぐるんこねくりまわさないほうがよいのかも。あくまでテーマは「伝える」だからね。それがより多くの人に伝わればオーケーね。なんだかある程度年配の人には猛烈に響くんじゃないだろうかと思いますわ。J-WAVEが協力してて(撮影場所も)、公開前日まで同じテーマ&常磐貴子ナビゲートで特番作ってみたみたいだけどどうだったのでしょう。 ひとつ気付いたのは、常磐さんて洋服があんまり似合わないんだねってこと。美人なのに不思議だけど、たまにこういう人いますよね。
by april_cinema
| 2009-10-10 00:00
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