2009年 10月 24日
まあこんなもんかね。『きみがぼくを見つけた日』10月24日公開。ヘンリーは6歳の自動車事故からタイムトラベルの能力が備わる。それは遺伝子異常によるものらしく、自身での制御は不可能。いつ、どこへ、どのくらい飛んでしまうのかもわからない。ある日、彼を知っているという女性クレアが現れた。彼女が6歳のときからヘンリーは姿を現していたという。ヘンリーは自分の特殊な事情を理解するクレアと結ばれ結婚するが、結婚式途中にも大切なクリスマスイブにも消えてしまうのだった。 きみがぼくを見つけた日 これは胸キュンラブか!?と期待したほどには面白くなく、ラブストーリーのおかずとしてSF設定が用意されただけだなー。タイムパラドックス関係は完全に放棄してて(その潔さ、オーケーです)、ヘンリーはどうやらデフォルトの時間軸をベースに生きながら、突然どっかに飛んでもしばらくするとオートマティックに元の時代に戻ってこれる仕組みみたい。なので、基本軸はノーマルに歳を重ねて行くということ。んで、未来のヘンリーが過去のクレア(当時6歳)に会って、その後もどうやらちょいちょい過去のクレアに会う中でふたりは恋に落ちると。つまりタイムトラベルがない時間軸ってのは存在しないという設定ですね。 ふたりがくっつくのに時間はかからず、くっついてからの結婚生活における障害がポイントになってきます。夫がいついなくなるかわからない不安。いつ帰ってくるかわからない人を待つ孤独。そして子供の問題。なんだけど、どれも中途半端。投げかけても解決方法は特になく、苦しむ様子もそこそこにわりとおざなりなまま話が進んじゃって、なんかなにもかも受け入れまくってるなーって感じ。最後までそんな感じで、このふたりが愛し合ってるのはわかるけど、その裏にあるいろんな葛藤やらなんやらは、もひとつ見えてこなかったわ。タイムトラベルにもオチはないしさ。 原題は『THE TIME TRAVELER'S WIFE』で同名(?)小説の映画化のようだけど、妻視点なのかな? どうせなら妻視点から見た話のほうが恋に落ちるまでや、結婚してからの苦悩が強調されてストーリーに深みが出たような気がするけどね。ま、ちゃらっと恋愛ものを観たければどうぞってところでしょうか。
by april_cinema
| 2009-10-24 00:00
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