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2009年 12月 19日
感想_ベジャール、そしてバレエはつづく
感想_ベジャール、そしてバレエはつづく_b0130850_975851.jpg生のバレエが観たくなる。『ベジャール、そしてバレエはつづく』12月19日公開。20世紀最高の振付家といわれたモーリス・ベジャールが亡くなり、彼の劇団は新たなステージへと向かう。モーリスの後を継いだのは愛弟子のダンサー、ジル・ロマン。偉大過ぎる師の影を振り払い、観客の心を離さないためにも師を越えて進まなくてはならない。その初公演の舞台裏を追った。
「ベジャール、そしてバレエはつづく」映画公式サイト

バレエ童貞のわたくしですから、モーリス・ベジャールの名前ももちろん初めて。どうやら偉大な人らしいけどどのくらいの感覚で捉えればいいんだろう。円楽師匠とかかな? 開拓者だとするともっとすごい人か。野茂英雄?的外れな認識ですかね…。なんにせよ大前提への知識が抜けているから、なかなか最初は入り込みづらいですわ。なんかすごい人の後を継ぐのねーって感じ。

その程度の入り方なので、ジルの苦悩ももうひとつピンと来ません。し、もっともっとジルにフォーカスしてもよかったんじゃないかな。彼の胸のうちというのがドキュメント映像からそこまでは伝わってこなかったよ。もっともっと密着して、バレエ団の外にいるときも追いかけて欲しかった気がする。

でもベジャールが体現してきたバレエというか踊りという表現の本質には、ちょっと感銘を受けたりして。ジャンルの枠を越えた肉体表現の持つ力強さや美しさ、それを追い求め続けたカリスマの姿ってのはおぼろげながら見えて来た気がします。どっちかっつーと、まずはモーリス・ベジャールその人のドキュメンタリーか伝記を観たかったですが、そんなこといったらバレエファンの方にしかられちゃうかな…。

by april_cinema | 2009-12-19 00:00 | 6th-man


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