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2010年 01月 16日
感想_板尾創路の脱獄王
感想_板尾創路の脱獄王_b0130850_0515938.jpgまともすぎ? 『板尾創路の脱獄王』1月16日公開。微罪で捕まりながら、脱獄を繰り返す鈴木雅之。どんな獄も錠も破り続ける彼は、脱獄の罪により刑期がみるみる膨れ上がっていった。信じられない脱獄をみせながらも、あっさりと再び捕まる鈴木は、ついに戸籍も消され二度と戻ることのできない「監獄島」へと送られる。果たして鈴木のその行動の目的とは?
『板尾創路の脱獄王』公式サイト

板尾ネームで穿った見方をしちゃってたけど、すんごいまとも。まともすぎってくらい映画っぽくて驚き〜。なんせ主演の板尾さん、終始無言ですから。構成も考えられてる感じするし、全体的にちゃんと真面目に考えて作ってきてるなーって印象。昭和初期っつー時代を暗めの映像でみせつつ、その中で脱獄を繰り返す謎の男。パブリックエネミーっぽいことが言われてたけどそんなスケール感は全然なかったかな。でも鈴木の目的がわからずに、それを知りたくてストーリーに一応引っ張られることは引っ張られる。

引っ張ったあげくのラストの大オチは一気に観客を惹き付けそしてあざ笑う展開。やれやれ!って言ってしまっちゃ元も子もありませんな。完全にここがゴールだったわけで、これをアリと思えるかどうかがこの作品の分かれ道。リアリティとかは全然ないけど、変なツッコミどころがあるわけじゃなく最初から最後までちゃんとしてたなー。華はないし、なんとなくトントン拍子にまとまりすぎてるせいかあんまり印象にも残らないんだけど。板尾コメディはほぼありません。が板尾シュールは散見できます。

こうなるとタイトルにも自信のほどが見て取れるって感じ。面白いかと言われると、それはまた別って感じですが、うん、悪くない1本でしょう。

by april_cinema | 2010-01-16 00:00 | Starter


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