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2010年 01月 22日
感想_オーシャンズ
感想_オーシャンズ_b0130850_20444195.jpg映像すげー、海すげー! 『オーシャンズ』1月22日公開。『アース』『ディープブルー』を手がけたチームが、今度は海の神秘に迫る。「海ってなに?」。少年の素朴な疑問に答えるべく世界中の海で起きていることと、そしてそこに暮らす生き物たちを最新カメラが追った。
映画「オーシャンズ」オフィシャルサイト

驚異の映像体験ドキュメンタリー。これまでの作品もすごかったけど、それにも増してすごい数の魚、魚、魚のびっくり深海映像。こんなやつもいるのか〜とか、こんなことしてんのか〜とか、魚トリビアはてんこもり。ものすごい予算と綿密なプラン、最新ハイテク機器とともに撮影されたってだけに映画館で観るべき世界が広がります。3Dにも負けないくらい(これを3Dでみたらどうなるんだ!?)。なんだけど、"感じてもらう"ことを重視したという通り、ナレーションは最小限。結果、その映像が示唆したいものが伝わるかっていうと、"スゴイ"以上にはちょっと届かなかった気もする。

そこにある生物と、人為の影響を通してその先に海の存在と環境を守ることを感じてほしいという製作意図は理解できるんだけど、やっぱりある程度説明やガイドラインがないと、映像だけでそこまで思いを飛ばすのはなかなか難しかったな。し、この作品全体のメッセージ的な部分も、逆に損なわれがちな気がする。もうちょっと全体として何を思わせたいのか、そこが見えてくると全然違ったのかなーなんて。

でもそこまで至らないとしてもこの映像世界の価値が曇ることはないか。水族館とは明らかにスケール違うよ。イマジネーションを思い切り広げて唸るには十分の映像生物図鑑。単調なのに飽きないのは、やっぱ海の偉大さだと思うわ。

by april_cinema | 2010-01-22 00:00 | Starter


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