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2010年 02月 19日
感想_コララインとボタンの魔女
感想_コララインとボタンの魔女_b0130850_0111255.jpg手間ひまはモノスゲー。『コララインとボタンの魔女』2月19日公開。ある古いお屋敷に引っ越して来たコラライン。しかし友達はできず、両親は仕事で構ってくれない。仕方なく屋敷を探検するとあるドアを見つける。その先には、自分の望み通りの両親が待つ世界があった!?
映画『コララインとボタンの魔女』公式サイト

オープニングからそのアニメーションに圧倒される〜! なんせ全編ストップアニメーションでしかも3Dですかい!(観たのは2Dですが) これだけでも一見の価値あるなー。ストップアニメっつーアナログながら、その表情はものすごく多彩で、動きなんかと掛け合わせたらもう無限といってもいいくらいのバリエーション。これどんだけ製作に時間かかるんだろう。半端じゃないということしかわからないよ。天文学的。そこに最新3Dとは恐れ入りました。アーティストに日本人が参加しているせいか、ビジュアルのテイストにどことなく日本的なエッセンスを感じるような気もするし(さすがに後付け感想?)。

ただ、お話自体は若干子供っぽいのよね〜。古いお屋敷の秘密のトンネル。その向こうにある異世界ファンタジー。少女の戦いはなんとなく場当たり的で、なにか成長のきっかけがあるわけでもなければ、家族や友情の萌芽っていうようなポイントもなく、カタルシスに富むという感じではない。ただピンチが訪れて、ただ乗り越えて、ただハッピーエンドが待っていましたとさ、ちゃんちゃん。うーん大人には物足りないよね。

技術系にエネルギーを傾け過ぎたって感じなのかなー。楽しいビジュアルは保証しますが、その中身はちと好みが分かれそうです。

by april_cinema | 2010-02-19 00:00 | Starter


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