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2010年 03月 19日
感想_NINE
感想_NINE_b0130850_13533630.jpgゴージャスっぷり最強! 『NINE』3月19日公開。世界的な映画監督グイドは新作映画の撮影が10日後に迫りながら、まだ一行の脚本もできていなかった。彼を支える妻、女優の愛人、彼を育てた母親、娼婦、その他さまざまな女たちがグイドの世界をかき乱し、彼女たちに愛されながらもさまざまなものを失ったグイドは、ついに撮影に取りかかる。
映画『NINE』オフィシャルサイト

超豪華キャストが大集結した一大ミュージカル! そのネームバリューに見合うゴージャスさ。1カットも1アングルも隙がないんじゃないかってくらいのまばゆさに最初から最後までクラクラしますわ。セット! 衣装! 音楽! ペネロペ! マリオン! ニコール! でも格好よ過ぎて一般受けしないんじゃないのって感じも。モードファッションみたいな感じでクールすぎるのね。普段着にはきついぜ。そして歌って踊るわりには、エンターテインメント性はあんまり高くありません。

全員主演クラスだからなのかな? みんな均等に出番を作りましたって感じで、一人一曲持ち回り、みたいな感じで、なんかCDのベスト盤みたいな印象。カラオケの順番待ちとも。1つ1つはもちろん優れてるのに、全体としての山場とか盛り上がりとかカタルシスのようなものがイマイチ紡がれてないんだよね。話もなんかわかりづらいし、ぽかーんとなる可能性も大いにあると思う。ダニエル・デイ・ルイス、もっと歌ってほしかったんですけど。

最後には映画作りとはなんぞやみたいなところにオチていったのも、なんか妙に内輪ネタっぽく映りました。もう一回観たらより深く落ちてくるかもしんないけれど、ゴージャスさのわりにおもしろみには欠けたかなー。

by april_cinema | 2010-03-19 00:00 | Starter


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