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2010年 03月 27日
感想_シェルター
感想_シェルター_b0130850_5262547.jpgそっちに落とすのか! 『シェルター』3月27日公開。多重人格を認めない精神科医のカーラ。父の依頼により出会ったのはデイビッドという多重人格とされる患者。アダム、ウェス…、次々と現れる人格にカーラは驚きを隠せない。なぜならば…その人格はすべて、過去に亡くなった人物だったからだ。その血塗られた過去に、いったい何があったのか。カーラの身にも危険が迫る。
映画『シェルター』公式サイト

サイコサスペンスかなにかかと思ってたけど終わってみればオカルト系スーパーナチュラルホラーでしたわ。多重人格者なんてまたちょっと懐かしいモチーフを引っ張りだして来たなーと思いつつ序盤はそこそこ興味を惹かれていたんだけど、それがオカルトに流れて行くほどになんだかちょっとむにゃむにゃしちゃったよ。非科学的なことを否定する気はないけれど、だんだんようわからんことになってきちゃいまして。スーパーナチュラルってことはイコールなんでもありといえばありなわけで、となるともっとすごい心つかむようなインパクトがほしかったけど、やや地味?

ホラーですから暗い画面の中で血も出るし妙な瘤やら傷やら吐瀉物やら。がしかし映像暗くてなにが起きてるのか微妙にわかりづらいところに、信仰という目に見えないものをテーマにしているだけに、物理的に見えないのとマインド的にも見えてこないのとで、やや混乱気味…。どうも大変なことが起きてるってことはわかるんだけど、ちょっと現実離れのスピードが早過ぎて、展開の加速に乗り遅れたわ。

ジュリアン・ムーアはさすがの力量。こういうシリアスには強いよねー。久しぶりに見たジョナサン・リース・メイヤーズもヤバイ目して多重人格を熱演。まあこれ系のびっくりホラーとなると、やっぱ『スペル』は面白かったなぁ!と再確認しましたわ。

by april_cinema | 2010-03-27 00:00 | Starter


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