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2010年 04月 03日
感想_ソラニン
感想_ソラニン_b0130850_639483.jpgあおいちゃんと暮らしたい!!! 『ソラニン』4月3日公開。社会人2年目の芽衣子さんは、学生時代からの付き合いで同棲中の種田のひとことに押されて会社に辞表を提出。種田は、音楽の夢を捨て切れないままバイト生活をしていた。芽衣子さんは、種田に本気でバンドをやってほしいと伝え、種田も前を向く。大学時代からのメンバーとレコーディングを終え、デモCDをレコード会社に送り…。
映画「ソラニン」公式サイト

ヒットコミック(らしい)の映画化。いや〜モラトリアンには響いちゃいますねぇ、こういうの。まずはあおいちゃんが可愛すぎて可愛すぎて、普通のOLさんって役にしちゃ可愛すぎるけれど、とにかく可愛いぜ。こんなコと一緒に暮らせたらと妄想爆発しそうです。種田、うらやましすぎるぞ。普通のキスシーンとかに妙に萌えたことを告白しておきます。本題からすっかりずれてすみませんが、つまりはこれキャスト勝ち。かなり。種田はごひいきの高良健吾くんで、あのスウィートなささやきが種田にぴったり。ビリーと加藤にも桐谷君とサンボがずっぱまり。アイちゃんはもうひとがんばりほしかったけど、まあいいでしょう。

映画を観た後に原作を読みましたが、相当忠実に作ってました。少しだけ削られたエピソードもあるけれど、基本はセリフまでそのまんま。構図や和泉多摩川近辺のロケーションまで似せていると思う。どうしてここまで?ってくらい。で、映画化の最大のポイントとも言えそうな音楽は、アジカンが楽曲を製作。ここが惜しかったな〜。もう少しこの世界観と合いそうなのはなかったんだろうか…。アジカンが悪いとは言わないけれど、もうちょい勢いほしかったです。そして、クライマックスの芽衣子さんのライヴは、もっともっと格好よく撮ってほしかった。芽衣子さんが歌うってことに、どれだけの意味があったのか。種田への想い、自分の未来への願い、メンバーとの絆や歩み、そういう、とにかく芽衣子さんの20数年の全人生が噴出する瞬間だったはず。技術がなくても人を捉える音楽っていうのを、もっともっとそれこそ涙が出るくらいに見せてほしかったなー。かなりもったいないと思ったな。

なんつーか、これはやっぱり高校生か、せいぜい二十歳そこそこで触れたかったかも。30過ぎたおっさんを震わせるにはちょい弱いんだよね。まあオレたちには『ツルモク』や『ハチクロ』がすでにあるからかもしんまい。

映画オリジナルなところが少なすぎて、正直なところ映画としてはあまり評価できず。あくまで原作のもっていたセンチメンタリズムをとりあえずそのまま残したという感じが強くって。まあ、映画だけ観る分には全然いいんだろうし、どちらか一方だけを観るならばマンガより映画な気がしなくもなし。あおいちゃんの歌は、今話題のearthのCMのがいいかもね。どっちにしたって疑問をさしはさむ余地のないかわいさだけど。

by april_cinema | 2010-04-03 00:00 | Starter


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