2010年 05月 20日
荻上さん、ポップだわ〜。『恋は五・七・五』DVD鑑賞。帰国子女で漢字書けない、周囲となじめないの高山治子。なぜか突然できた俳句部に入部せざるを得なくなるが、そこにいたのはストーカー気味の写真マニア、デブブス落ちこぼれチア、チキンな万年補欠野球部員、そして治子のおっかけウクレレガール。寄せ集めド素人軍団は、俳句甲子園をめざすが、もちろん前途は超多難…! 『めがね』『かもめ食堂』でおなじみ荻上監督の旧作を鑑賞。荻上さんらしいちょいシュール気味のスローなバランスと間抜けな青春があいまって愛すべきティーンズムービーに! マンガちっくな展開の中、小さいエピソードの中で確実に各キャラを描いているのはさすが。へぼい素振りや、チアのいじめ、つっちーの鼻血とかね。マンガっぽいのに愛せる演出だな〜。教室でめいっぱい広げた半紙にみんなであれこれ書き殴っているのはライブ感あり、キラキラありでステキでした。高校生っぽいぜ。 ところどころでクスリとさせながら、やっぱりハイライトは俳句甲子園の本戦ですかね。てか俳句甲子園てこんな形式なんでしょうか? 自作披露のあとって、あんなに相手の揚げ足取りみたいなことするの?? 下手したらすごく後味悪くなっちゃいそうだけれどもまあそれは置いといて。中村靖日さんがキャラクターにぴったりで笑いました。嶋田久作さんも。間抜けな松尾高校俳句部にいつの間にやら感情移入。ヘタでもキラリな俳句たちが段々愛おしくなってきちゃったりね。ピーちゃんかわいいしね。 で、ハイライトはやっぱりクライマックスの一句でしょう。「南風 私は私らしく跳ぶ」! なんていい句なんだ〜!! 治子のキャラにぴったりだし、でもすべての高校生諸君に贈りたい普遍の魅力があるし、このリズムといいなんともいえん。『めがね』『かもめ』のような噛めば噛むほど的な味わいこそ控えめながら、場合によってはプチ『スウィングガールズ』にもなりえそうな1本。気軽に楽しめました。
by april_cinema
| 2010-05-20 00:00
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