2010年 07月 24日
感想_小さな命が呼ぶとき
b0130850_711152.jpg間違いなくいい話。『小さな命が呼ぶとき』7月24日公開。ジョン・クラウリーが持っているのは、順調な仕事と美しい妻、そして3人の子供。しかしその子供たちのうち長女メーガンと次男パトリックは、ポンペ病という治療法のない難病に冒されていた。メーガンがある日生死の境を彷徨ったことをきっかけに、ジョンは思わず行動に出る。それは、ポンペ病研究の第一人者であるストーンヒル博士を訪ねること。傑出した理論を持ちながらも資金難と癖のある性格によりそれを実証できずにいた彼に、ジョンは資金援助を申し出る。
小さな命が呼ぶとき - オフィシャルサイト

実話ベース。子供たちを助けたい一心で父親が起こした、そしてただひたすら信念のために研究を続けた男が起こした、奇跡のようなできごと。いやーいい話でしたし、これが実話だと思うとなおのこと胸があたたまるような感じ。設定から、『私の中のあなた』みたいなのを想像したけれど、もっと戦うパパとおじさんの話でしたね。キャリアをなげうって一介の教授に全資産を投入どころか、製薬ベンチャーを立ち上げさらに身売り。未来の覚束ない、かつ時間はあまりない中での決断は苦しかったに違いない。

1年以上の戦いを2時間に収めているから、ずいぶんトントン拍子で上手く行っちゃってるような印象もなくはないけれど、実際にはかなりの苦労や困難があったんだろうなー。描かれる数は少ないけれど、昼間戦い続ける裏で、家に帰り子供たちの姿を見るごとにやり切れない気持ちになっていたに違いないし、思うに任せない会社の状況にも悶々としたに違いない。そのあたりの感情移入ポイントをもう少し織り込んでもらえたら、最後には涙の一筋もこぼれたかもしれないけれど。

ブレンダン・フレイザーとハリソン・フォードというアクションぽいキャストがシリアスなドラマで大奮闘。薬の開発って人命を預かるのと、多額のコストと、そして多額の利潤と三位一体になっているだけに、ものすごいいろんな葛藤がありそうだなー。そこだけに絞った映画があってもおもしろそうだわ。医療ものとはまた違った切り口が見れそう。

ということで、やや淡々と話が進むためにすごく惹き込まれるとは言えないけど、まったくもっていい話。観た後の感じはとても良好です。
[PR]

by april_cinema | 2010-07-24 00:00 | Starter


<< 感想_ちょんまげぷりん      感想_インセプション >>