2010年 07月 24日
感想_グッドモーニングプレジデント
b0130850_7394524.jpg狙いはわかるが。『グッドモーニングプレジデント』7月24日公開。さまざまな問題を抱える中、偶然宝くじが当たった大統領。が、宝くじを買った際に「もし当たったら全額寄付」を公言してしまっていた。時は過ぎ次期大統領。日朝米との関係に頭を悩ませるとき、ある若者が「父親を助けてくれと」訴えて来る。さらに次期大統領は初めての女性。国の母として活躍するが、思わぬところから離婚の危機が訪れて…。3人の大統領の公私にわたる悲喜こもごもを描く。
グッドモーニングプレジデント

オムニバスっぽい感じで、3つのエピソードを並べた大統領の素顔映画。大統領も人の子ですから、一般人と変わらない苦悩があるんだよ、と。むしろ責任が重い分、普通ならなんてこともないはずのことで悩まなくちゃいけないんだ、ということを描いてます。公人の、普段見えない私人としての姿を見せるってのは、まあよくあるといえばよくあるところ。話に多面性を持たせるために、3人の大統領をバラエティ豊かに出して、賑やかになった分、一人ひとりは薄味になっちゃったのがもったいない。

やっぱり公の部分をしっかり描いてこそ、プライベートな部分が引き立つと思うのです。にもかかわらず、パブリックサイドがリアリティに欠けるせいで、どうも真実味がなくてテーマの核心にまで踏み込めなかった気がするよ。ままごとに見えたもの。だったら、『クイーン』とかみたく、一人を徹底的に公私両面描いた方が良かった気がする。

中立の立場として料理長を立たせ、彼が語り部として3人をつなぐというのも悪くないアイデアだと思うけど、肝心の料理がほとんど映ってないのは手落ちでしょ! せっかくの見せ場、作品のアクセント的にも、もっと料理をフィーチャーしてくれればよかったのに。エンタメ映画なんだから、そのくらいのサービスあってもよかろうに。

とにかく最初の宝くじネタがあまりにもつまらなくて心折れかけたけど、2人目、3人目は、ややありていな中でもいいことは言ってたので、なんとか持ち直せました。チャン・ドンゴン、なんか石坂浩二に見えましたよ。よくも悪くも軽い作品です。
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by april_cinema | 2010-07-24 00:00 | 6th-man


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