2010年 08月 21日
感想_ようこそ、アムステルダム国立美術館へ
b0130850_0532254.jpg再来年が待ち遠しいわ。『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』8月21日公開。オランダ最大の美術館である、アムステルダム国立美術館がいよいよ改修されることになった。意気揚々と市民のための美術館作りに燃える館長と学芸員たち。建築プランがコンペにより決まり発表されるが、なんと自転車団体から「自転車通路が狭い」という思わぬ横やりが入る。その後もトラブル続きで、改修は一向に進まず…。
ようこそ、アムステルダム国立美術館へ

美術館改修の舞台裏を追いかけたドキュメンタリー! 普段見られない裏側の様子にこりゃ面白いな〜と興味津々で拝見。序盤、やる気のみなぎる館長や建築家やらスタッフたちがなかなか格好いいのだけどあっという間に自転車団体からのクレームが入って意気消沈。さすがは自転車国家、彼ら市民団体のチカラが強い! なんでも議論好きな国民性らしく、あっという間にプラン変更を余儀なくされるところがすごいわ。誤った民主主義という言葉も飛び出すほど。確かに…。

そんな中でも学芸員たちはリニューアルに意欲を燃やす。展示の方法はどうするか。どういう作品をどういう文脈で並べるのか。目玉にどんな作品を持ってくるのか。各担当エリアでそれぞれに頭を悩ませながらも生き生きした表情が印象的。はたまた管理スタッフも、日夜館内を見守り続ける。まだ作品の入っていないガランドウでも、すみからすみまで把握しているのは愛情があるからこそ。絵の修復士も急ピッチで作業を続ける。その仕事と芸術に、誇りと愛を持って。

と、前半はすごく面白かったんだけど、なんとなんとここからさらなるトラブル続き! 新館の建築プランもどんどん縮小されるわ、そうなると建築家はやる気をなくすわ、入札もうまくいかないわ、てんやわんや続きで、どんどんテンションダウン。あげく館長はさじを投げて辞任だと!? なんと美術館のオープンが当初の2010年からずれにずれこみ、現在は2012年末オープン目標だとか。。そんなことってあるんかいな。ってヨーロッパじゃよくある話みたい。いろんな利権やらも渦巻いてるんですね。

この映画、こんな中途半端で終わらせずにどうせなら完成まで追いかけてほしかったと思ったけど、そうなると8年くらい撮り続けなきゃいけないってことらしく、とりあえずここらで映画はお先に公開だそうで。続編もやるかもってさ。てか、ここまでくると現物を観に行かなきゃ気がすまなくなってきたってば!
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by april_cinema | 2010-08-21 00:00 | Starter


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