2010年 08月 28日
感想_東京島
b0130850_7314874.jpg最初はおもしろそうだったけど。『東京島』8月28日公開。夫婦の旅行で船が難破。辿り着いたのは無人島。なんとか生き残ったが、夫は茫然自失で使い物にならず。そこへやってきたのは若者の集団。彼らはこの島を「東京島」と名付けた。夫が死に、清子は若者たちのリーダーの妻となる。やがて秩序だてられはじめた無人島に、今度は中国人の集団がやってきた。たった一人の女性である清子は生き残るために、なりふり構わず行動をする。
映画「東京島」公式サイト

突飛な設定と、妙な生々しさに惹かれた序盤。さあ、これからなに起こしてくれちゃうのーーー?という興味でスクリーンに吸い寄せられたものの、ぐんぐんトーンダウン。なんかキャラクターに魅力がなかったのよねー。清子、原作(未読)では性欲とか全開になってるらしいけど、ここではあくまで、したたかキャラのみ。微妙な痛さばかりが強調されて、業とか本能みたいなものがちっとも出てこなかったんだよね。surviveってことへの切実さが決定的に欠けるから滑稽に見えるばかりで。木村多江っていうキャスティングはいい狙いだと思うんだけど全然活かし切れなかったかなー。

男連中も弱過ぎるー。女と対照的に群れて行動できない現代の日本男子を描いているのはわかるけど、これまた悪い意味で個性がなさすぎるー。いわゆる社会一般でいわれる無個性とは違う、個々の描き分けってのはもう少し必要だったろうが。変キャラ窪塚も自然消滅してったし。なんだったんだあいつは。他の奴らも無臭すぎ。やれやれ。

最後の方はもう帳尻合わせにしか見えなくなって来て、清子が生き残ろうがどうなろうが、すっかり現実離れしてしまった感があり。面白い設定だと思ったのに、見終わったあとに残ったのはちょっとした残念感でした。特別協力してスカーフとか提供したエルメスが報われないぜ。要するに原作はおもしろいけど、映像化失敗のパターンなのかな。原作小説をもらったから、とりあえず読んでみよ。
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by april_cinema | 2010-08-28 00:00 | Starter


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