2010年 09月 04日
感想_ミックマック
b0130850_23495026.jpg古いのかな? 『ミックマック』9月4日公開。幼い頃父を亡くしたバジル。レンタルビデオ店での仕事中に諍いに巻き込まれ銃弾を喰らってしまう。ある日、父が死ぬ原因の地雷を作った会社と、自分の頭に残った銃弾を作った会社が向かい合わせに建っていることを知ったバジル。ともに暮らす、貧しくとも多彩な芸を持ったおかしな仲間たちと、2つの会社に一泡吹かせる作戦を練って、いざ実行!
映画「ミックマック」オフィシャルサイト

あの『アメリ』の監督さんの新作! いかにも『アメリ』っぽい小イタズラがたっぷり詰め込まれてて、ほどほど愉快。そもそも「ミックマック」ってタイトル自体がイタズラって意味だそうだ。風変わりなキャラクターたちが、陽気な感じで動いて行く世界は、ファンタジックで可愛らしいです。パントマイムな動きも軽妙。だけど楽しいかと言われると、うーん、わりと普通だったのだよな。もうこういう感じは古いのか、単にキャラクターが弱いのか、どっちだろう。

強いて言うと反戦、反武器社会へのメッセージがどーんと横たわっているから堅いんだよね。どこかシニカルというかマジメな空気が強く漂ってるもんだから、変に緊張感がある。その辺含めて全体的に『アメリ』よりも男子っぽさあり。出てくる小ネタもメカっぽいものが多いし、最後にはYOU TUBEまで利用しての作戦実行。現代的ツールを使うのはいいアイデアだと思うけど、やっぱりそこにも政治的なものが見え隠れ。ちょっとそのあたりのバランスがな、もう少し振り切ってもらったほうが楽しかったかも? 復讐の対象が明確に暴力だから、結果的に小さくまとまっちゃったってのもあるかもね。

ってそういう作品だから、そうとして受け止めればいいんだろうけど、なんとなく終盤はダレちゃったなー。どうせすったもんだで上手く行くんだろうと思うとなんとなく気が抜けてしまったのかもしれません。仲間たちの見せ場も微妙に少なかったしなー。まあ軽い気持ちで観れば全然オーケー。小さな愛すべき作品であることは確かです。
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by april_cinema | 2010-09-04 00:00 | Starter


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