2010年 09月 25日
感想_恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜
b0130850_9134149.jpgフカキョンを楽しむのみ。『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』9月25日公開。関東テレビの命運を賭けたドラマは、人気女性脚本家の谷山に託された。しかし彼女、すでに落ち目で締め切り直前にして一行も書けていない。局が送り込んだのは、ビデオ係から配置換えになったばかりのプロデューサー向井。執筆のためならなんでもするという向井への谷山の命令は「私と恋に落ちる」こと! 締め切りまであと3日。この企画、果たしてどうなる!?
映画『恋愛戯曲~私と恋におちてください。~』公式サイト

鴻上尚史の舞台の映画化、しかも本人監督というからそれなりに期待してたんだけど、うーんこれこそ月9でやったほうがよかったんじゃないすかね。わまがま谷山と、冴えない向井の掛け合いを基本線にして、テレビ局内の部署ごとの思惑がからみあうのがベースライン。そこに、谷山が書く女性作家の話=第二階層と、その女性作家の書く物語=第三階層を映像化することで展開にひねりを効かせているという。確かにこれ、舞台でやったほうがコミカルになりそうだなぁ。

だって映像化ってなんでもできちゃうわけで何階層だってやろうと思えばやれるって考えると、中途半端。舞台みたいな制約がないのに、舞台的な装置の変化で、なんかしょぼいわ。階層と言えば全然違うけど『インセプション』観ちゃってますからねぇ、こちとら。もっともっと遊んでぶっ飛んでもらわにゃ納得できませんわ。結局ストーリー自体もよくありそうな話の域を出ないしね。恋の展開としても映画的な本人の葛藤が出てこないからちっともときめかないぜよ。自分が恋しないと描けない谷山だからこそ、第2、第3の階層の登場人物も本人である、という設定に苦悩というデプスがないから、軽く見えちゃうの。

でもま、フカキョンのためにあるような役だよね。コスプレ女優にはぴったり。だからこそ、連ドラで毎回違う衣装みられる!とか、『華麗なるスパイ』的なオマケがあったほうが映えた企画だったように思う。TV局舞台ってのもまさにTV向けでしょ? 椎名さんもさすがの芸達者だったけど、これはドラマでやる企画でしょう。
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by april_cinema | 2010-09-25 00:00 | 6th-man


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